NHK大河ドラマ「豊臣兄弟」(1月4日スタート、初回15分拡大)の初回試写会と記者会見が8日、都内で行われ、主人公の豊臣秀長(小一郎)役を演じる仲野太賀と、兄の秀吉(藤吉郎)役の池松壮亮が出席。2人が、織田信長役で共演する小栗旬の圧倒的な存在感について語った。
65作目となる大河は、天下人となる秀吉を補佐役として支えた弟、秀長の目線で戦国時代をダイナミックに描く波乱万丈エンターテインメント。連続テレビ小説「おちょやん」や、TBSの「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」などのヒット作で知られる八津弘幸さんが脚本を担当する。
初回を視聴した感想として、仲野は「(番組冒頭で)『大河ドラマ』という文字をみたときに熱くなるものがあった。始まるという高揚感と恥ずかしさがあった」と笑顔。池松は、1996年に竹中直人主演で放送された大河「秀吉」を振り返りながら「『秀吉』はバブル崩壊、就職氷河期に放送していて、視聴率30パーセントを記録したと記憶しています。この困難な時代に人々に勇気を与えられる作品にしていけたらと思っています」と意気込みを語った。
そんな本作で、2人が口をそろえて存在感の大きさを痛感したと語るのが、織田信長役で出演する小栗。今回が小栗との初共演になった仲野は「(芝居に)圧倒的な説得力がある」と舌を巻き、「旬さんがいると織田信長の空気感になる、どこかで緊張感がある」と述べ、「旬さん以外にこの信長は考えられなかったんじゃないかな。最高に格好いい信長だと思う」と大絶賛した。
池松も「今、織田信長を演じるという運命的なものを感じている。あの人が培ってきた人生と織田信長の人生がリンクするのを間近で見ていて毎シーン感動している」とコメント。「大きな器とカリスマ性、物語をどんどん引っ張っていってくれる」と、賛辞の声が止まらなかった。

