国際サッカー連盟(FIFA)は6日(日本時間7日)、米国、カナダ、メキシコが共催する2026年W杯北中米3カ国大会の試合日程詳細を発表した。
1次リーグF組の日本は6月14日に米テキサス州ダラスでオランダと戦い、第2戦は同20日にメキシコのモンテレイでチュニジアと対戦する。同25日の第3戦は再びダラスに戻り、欧州プレーオフB組の勝者(ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニアのいずれか)と対戦する。
日本代表の1次リーグのスケジュールが決まったことで、現地での観戦を計画しているサポーターたちの戦いも本格的に始まった。現地観戦を計画しているサポーターの中には「日本戦の合間にドジャースの試合にも行けないかな?」と考えている人も少なくないはずだ。
結論から言うと、F組はド軍戦とのダブル観戦を計画している日本のサポーターにとって「死の組」になってしまった。
ド軍はシカゴ~LA~ミネアポリス
W杯1次リーグの開催期間前後に、大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希が所属する米大リーグ、ドジャースがどこで試合をするのかを見ていくと、6月12-14日はシカゴでホワイトソックスと3連戦、15-17日はロサンゼルスでレイズと3連戦、19-21日はロサンゼルスでオリオールズと3連戦が組まれている。その後はミネアポリスへ移動し22-24日にツインズと3連戦、26-28日にサンディエゴでパドレスと3連戦、29-7月1日にサクラメントでアスレチックスと3連戦となる。
日本が1次リーグ第1戦、第3戦を戦うダラスからド軍の本拠地ロサンゼルスまでは直行便で約3時間30分。シカゴやミネアポリスまでも2時間40分~3時間程度かかる。W杯観戦と組み合わせて行くことは不可能ではないが、米国は広い。“ついで”で行ける距離ではない。さらに2戦目がメキシコのモンテレイ開催となったのも痛手だ。
イランの枠ならLAで2試合
同じアジアから出場するG組のイランは15日と21日にロサンゼルスで試合が組まれており、ド軍のホーム2カードとぴたりとはまる。ダブル観戦を考えていたサポーターなら、イランがうらやましいと考えてしまう。
ただ、日本がダラスで試合をするAT&Tスタジアムとレンジャーズの本拠地グローブ・ライフ・フィールドとは隣接しており、ド軍戦にこだわらなければ、W杯とMLBの二刀流は容易な立地だ。

