3.フードまわりを掘りがち
フードまわりも、ホリホリ・スポットになりがちな場所です。
みなさんにはこんな経験があるでしょうか?
食事中の愛猫が急にそっぽを向き、ゴハンの器のまわりをしきりにホリホリし始める―。
「お気に入りのフードなのに、いったいなぜ…」と愛猫想いの飼い主さんなら余計にとまどい、心配になってしまう場面です。
実は、この行動の背景には、2つの意味が隠されています。
ひとつは、「毎日毎日、同じフードで飽きたよ!」、「もうたくさんだ!」というように、フードに対する「No!」の意思表示です。とにかく、目の前からフードが消えて欲しい、と考えているフシがあります。
猫は食通で、飽きるのも早く、高級プレミアムフードであっても、気に入らなくなったとたん、食べなくなります。
もうひとつは、「そこそこ満足できたし、小腹が空いたときにまた食べよう…」という意図です(貯食)。
食べ物の限られる野生下の猫は、いつ獲物にありつけるかわからない世界に生きています。そんな厳しい状況では、食べ残しもまた貴重な食料源です。そのままにしておくと、他の動物に食べられる恐れがあるので、猫は穴を掘って、証拠隠滅を図ります。
うんちにせよ、食べ物にせよ、ホリホリして土(猫砂)をかけ、匂いを消すことは、自分のアシ(痕跡)に気づかれないようにするための、猫なりのサバイバル作法です。
最後に、余談ですが、愛猫から膝のうえなどをホリホリされたら、甘えたい気持ち、マーキング、どちらかの可能性があります。いずれにしても、飼い主さんが特別な存在であることを示すサインです。
いわば、ホリホリは「大好きだよ!」の刻印であり、飼い主さんは誇らしく受け止めてあげてください。
まとめ
今回は、猫がついつい穴を掘りたくなる場所を紹介しました。
トイレから寝床、フードに至るまで、猫のホリホリは、いまだに変わらない野性を直接的に示しています。
おうちで暮らすようになっても、猫の昔ながらのスタイルは変わりません。フードが気に入らなければ、穴を掘ってから、エアーで土をかけてフタしようとします。フード選びに苦心する飼い主さんにとっては少し気の毒なシーンですが、これもまた猫の魅力です。

