16日に最終回が放送される連続ドラマ「ちょっとだけエスパー」（テレビ朝日系、火曜午後9時）のキャストが参加する取材会が同日、同局で行われ、主演を務める大泉洋が共演する宮崎あおいと岡田将生に“ボヤキ節”を炸裂させ、記者たちを爆笑させた。
連ドラ「アンナチュラル」「MIU404」「海に眠るダイヤモンド」（いずれもTBS）や、映画「ラストマイル」で知られる野木亜紀子さんが脚本を務める完全オリジナルのSFラブロマンス「ちょっとだけエスパー」。会社をクビになり、人生詰んだサラリーマン、文太（大泉）が「ちょっとだけエスパー」になって世界を救う姿を描く。
取材会では、文太の「仮初の妻」四季を演じた宮﨑から、参加した大泉とディーン・フジオカに向けた感謝のメッセージが届いた。宮﨑から「天才」と評された大泉は、「うれしいですね。あおいちゃんこそ天才ですよ。小さいお子さんを育てながらなので睡眠時間もないはずなのに、みんなの元気がなくなってくると、あの子がテンションを上げてくるんです」と、宮﨑の人柄を絶賛。大泉によると、宮﨑は、クランクインが迫った最後の2週間、役者の顔を見ると泣いていたそうで、ディーンは「一番大事なことを改めて思い出させてくれるような気分でした」と振り返った。
また、ドラマのキーマンとなった兆（文人）を演じた岡田について聞かれると、「四季の持っている文太との記憶は、岡田くん演じる文人との記憶だったこともあり、岡田くんと同じシーンを演じることが多かったんです。同じ服を着て、岡田くんが演じたことと同じことをやるんです。岡田くんの後に私が出てきて、年も違うのに顔も違う。案の定、ネット上では『岡田よりも大泉を選ぶ世界』みたいに書かれていて。嫌な設定だなと思いましたね（笑）」と大泉のボヤキが爆発。「宮崎あおいも岡田将生も、かわいいことをしてワーキャーされて、それが腹立ってきてね。こっちは朝から死ぬ気で撮影しているのに、ネット上では宮崎あおいがかわいいと大騒ぎ。だから私も5話ぐらいからかわいい芝居に変えているのに」と文句が止まらなかった。
ちなみに岡田とは、撮影期間中に妻の高畑充希と共に食事をする機会があったという。大泉は当時を振り返りながら「『岡田くんと同じ人物を演じるから、入れ替わりで撮っていて嫌なんだよ』なんて話したら、『相当なネタバレを食らった』と怒られた」とぶっちゃけ。最後までボヤキまくり、記者たちを爆笑させた。
