「ちょっとだけエスパー」に残った謎…四季(宮﨑あおい)なぜ死んだ?桜介(ディーン・フジオカ)能力変異の訳は?モヤモヤ募る視聴者「続編希望」

「ちょっとだけエスパー」に残った謎…四季(宮﨑あおい)なぜ死んだ?桜介(ディーン・フジオカ)能力変異の訳は?モヤモヤ募る視聴者「続編希望」

俳優の大泉洋が主演を務めた連続ドラマ「ちょっとだけエスパー」(テレビ朝日系、火曜午後9時)の最終回が16日に放送された。物語はハッピーエンドで幕を閉じたが、いくつかの「謎」が明かされないまま放送が終了。この結末にモヤモヤを抱えた視聴者も少なくなく、SNSに「続編を希望」「スピンオフがあったらうれしい」という声が寄せられた。

物語はハッピーエンドで幕を閉じたが…

10年後に亡くなる妻の四季(宮﨑あおい)を救うため、未来を変えようと暴走する兆=文人(岡田将生)。その代償として、1000万人が亡くなることがわかった。この日の放送で、そんな兆の企みを阻止すべく、文太(大泉)たち「Bit5」が市松(北村匠海)ら「Young3」と共闘。兆の野望を止めることに成功した。

それからちょっとだけ時が過ぎた2026年。半年間、共に暮らした文太たちとの記憶をなくした四季は、病院で未来の夫となる文人と“再会”した。四季がふと口にした「ぶんちゃん」という言葉は、文人の幼少期のあだ名と同じで、2人は意気投合。そんな四季と文人の様子を陰から見守っていた文太たちは、2人が良い雰囲気になるのを見届け、静かにその場を後にした。

ミッションを終えた文太は達成感あふれる表情を見せた一方、「結構かかったな…四季と文人のラブラブ大作戦」と言い、愛した四季が文人と結ばれることにどこか複雑な思いものぞかせた。仲間の円寂(高畑淳子)や半蔵(宇野祥平)から「そのミッション名、やめなよ」「自虐、よくないよ」というダメ出しを受けた文太はその場に座り込んで「だってさぁ」とつらそうな表情を見せた。それでも文太は「俺たちはみんな慣性の法則に打ち勝って2025年を生き延びたんだから、これからもチビチビジワジワしつこくしがみつこう!」と気勢をあげ、自分たちが生き延びれば未来が変わっていくと強調。「それが、四季と、世界と俺たちを救う!」と言い聞かせた。

四季を思い、自ら身を引いた文太。将来的に四季は、文人と結ばれるものとみられる。また、1000万人が犠牲となる悲劇も回避されそうで、物語は一旦の終着点を迎えたが、細かいところを見ていくと、明かされなかった「謎」も多い。未来で四季が死ぬことになった惨事が人災だったのか天災だったのか。なでると花を咲かせる“花咲か系エスパー”桜介(ディーン・フジオカ)の能力が、老化を促進させるものに変異した理由、桜介・紫苑(新原泰佑)親子の関係、55年を生きる市松博士=市松は死刑にならずに済んだのか、文太たちと過ごした四季の半年間の記憶はなくなったのか…などが挙げられる。

これらの謎が残ったままドラマは終了。この結末に消化不良を感じた視聴者も多かったようで、放送後にはSNSに「結局未来の市松は無事なんか?」「で、四季はなんで亡くなるの?四季が亡くなったあれは地震などの天災なのか、事故なのか、テロなのか!? 気になるね」「桜介と紫苑は和解したってことでいいのかな?」「なんで(四季の)記憶消えた?」といったコメントが寄せられた。

また続編に含みを持たせたエンディングに、「おもろかったけど、ほんとによく分からなかった作品w」「できれば明かされなかった謎のスピンオフなんかあったりしたらうれしいです」「続編をやるべき 紫苑はどうやって桜介の存在を知ったのか、半蔵さんの過去、まだやってない」「この先の未来がどうなるのか気になるー」「知りたいことまだまだたくさんあるから続編希望です」と希望する視聴者も多かった。

「ちょっとだけエスパー」とは?

連ドラ「アンナチュラル」「MIU404」「海に眠るダイヤモンド」(いずれもTBS)や、映画「ラストマイル」で知られる野木亜紀子さんが脚本を務める完全オリジナルのSFラブロマンス。会社をクビになり、人生詰んだサラリーマンが「ちょっとだけエスパー」になって世界を救う姿を描いた。

配信元: iza!

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