小田急小田原線は18日午前5時13分ごろ、向ヶ丘遊園～生田駅間で発生した人身事故の影響で大幅な乱れが発生。その影響は多摩線、江ノ島線、東京メトロ千代田線にも及んだ。そんななか、多くの利用者が近隣の東急田園都市線に振替乗車を検討しようとしたが、同線も2時間半後の午前7時49分にトラブルが起き、一部列車が運休するなどダイヤが混乱した。列車遅延が相次ぐ事態に、通勤通学で利用する人たちから悲痛な声が上がった。
この日、早朝に人身事故が発生した小田原線は、通勤通学のラッシュ時間帯で列車本数が多いことも影響し、新宿行きの上り方面で一部区間に列車が集中。最大95分の遅延が発生し、特急ロマンスカーを一部運休するとともに千代田線の直通運転を中止した。一方、田園都市線もたまプラーザ駅でのドア確認と田奈駅での車両の安全確認により、渋谷方面の上り列車で最大40分程度の遅れが発生。この影響で直通運転を行う東京メトロ半蔵門線も35分程度遅れた。
小田急小田原線では前日にも遅れが発生しており、通常なら振替輸送の対象となる田園都市線まで遅延する事態に、SNSには「振替で田園都市線へ移動しても20分以上遅れている。車内ぎゅうぎゅう詰め」「小田原線は13分遅れ、田園都市線は20分遅れ」「田園都市線も止まって寒いままずっと待たされて20分近く止まっている？有給にしようかな」「結局、大幅遅れ」「振替したらこっちも遅れている」と利用者の嘆きの声が殺到。さらに「来る電車全部激混み」「いつもより混んでいるのに、車内アナウンスでこれから混むって言ってる…もっと混むのか」「倍の時間かかっている」「三軒茶屋から渋谷まで15分かかる」「エグい。こんなに人が多いの初めて見た」「田園都市線、過去いち酷い混雑」「来る電車、全部激混み」と悲鳴を上げる人が続出した。
一方で、いち早く両路線の遅延に気がついた人からは「車で出勤に変えた」といったコメントもあった。
