ダウンタウンの冠番組「水曜日のダウンタウン」(TBS系)の人気企画「名探偵津田」第4弾(前編)が17日に放送された。ダイアン・津田篤宏が“名探偵”となって殺人事件の謎を解き明かすドッキリ企画の第4弾で、手の込んだ脚本と壮大な世界観に視聴者は大興奮。Xでは関連ワードが続々とトレンド入りしたほか、真相を巡ってファンによる考察合戦が白熱している。
「名探偵津田 第4弾 ~電気じかけの罠と100年の祈り~」(前編)振り返り(※ネタバレあり)
企画の概要は、「電気イスゲーム」の収録中に死亡した劇団ひとりが、なぜ殺されなければならなかったのかを解き明かすこと。電気イスゲームの対戦相手だった津田が、小藪千豊から依頼される形で真相解明に乗り出した。いつものように、別企画から名探偵シリーズに巻き込まれる流れに津田は憤慨。その瞬間、翌日に入っていたユニクロのCM撮影もウソだったことが判明すると、「泊まり確定やんけ」と怒りを爆発させたが、しぶしぶ番組APの高木尚美と「捜査」に乗り出した。
まずは、ひとりの荷物を確認。すると、免許証から本名が「江田島省吾」であることがわかった。さらに手紙も入っており、江田島家では跡取り問題が起きていたことが明らかに。ひとりの実家がある群馬県館林市に向かった津田は、ひとりの母の幸子、妹の玲子、弟の玖馬、使用人の権蔵、父の皇次の主治医であるたつやと対面。その後、書斎で皇次の遺体が発見される。たつやは、致命傷は首の傷で、机にあった包丁が凶器だと推測。書斎が密室だったことから、自殺と考えた。
高木とともに書斎の状況を確認するなか、津田は万年筆と包丁と一緒に遺書を発見。そこには「息子に毒を盛ったのは私だ」と書かれていた。その後、番組プロデューサーの倉田則行から電話が入り、ひとりの死因は電流によるショック死ではなく、毒物によるものだったことが判明。一方、津田は、遺書を書いた筆記用具が万年筆ではなく、ボールペンだったことに気づく。津田は幸子に話を聞いた。彼女は、皇次から、何かあったら金庫を開けるようと言われていたと証言。しかし、暗証番号を知るのは皇次のみで、玲子は「購入した100年前なら分かる」とつぶやいた。
この流れで「100年前へ戻る方法」が話題になると、津田が突然笑い出した。津田は9月に大阪・関西万博を紹介する特番ロケで、大阪ヘルスケアパビリオンを訪れており、そこでタイムマシンが完成まで、あと一歩だという話を聞いていた。その開発者である茶山英明と名刺交換していたことを思い出し、「あのときから仕込んでいたの!?」と驚愕する津田。「タイムスリップするのか? SF捜査、入ってきとるやんけ!」と事件の壮大さに目を丸くした。
津田はすぐに茶山にコンタクトを取り、完成したというタイムマシンを借りることに成功。翌朝、茶山が持ってきたのは、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場する「デロリアン」にそっくりな車型タイムマシンだった。津田は興奮しながら、高木とともに大正14(1925)年へタイムスリップした。
100年前の江田島家には、父の平八、長男の魁、母の梅がおり、津田は金庫の開け方を教えてほしいと頼んだ。するとそこへ、平八と梅の娘だという理花(森山未唯)が、許嫁の太蔵を連れて居間に入ってくる。理花は、第2弾に登場した理沙(森山)、第3弾に登場した理奈(同)と瓜二つ。過去作で理沙と理奈に恋をしてしまった津田は、理花の登場に大歓喜した。
さらに理花は大のミステリー好きで、津田が、100年後に起きる事件を解決するため、未来から来たと説明すると、一緒に推理すると名乗り出た。理花は平八の書斎で、父の大事なものが入っているという箱の存在を教え、その中から金庫の開け方を記した紙が見つかった。津田は理花との別れを惜しみながら現代に戻るが、すでに金庫は開けられていた。
江田島家の居間には、なぜか番組のロケ隊がおり、そこにはシリーズ常連のみなみかわの姿があった。みなみかわは別番組のロケで同市を訪れており、「開かずの金庫を開ける」という企画に参加していた。津田が駆け付けたことで、みなみかわはドッキリであることを確信。再び津田の助手として捜査に加わった。
金庫の中には1枚の家系図が入っていたが、そこになぜか理花の名前がない。そんななか、今度は玖馬が何者かに殺害され、部屋から絵の具が1つなくなっていた。家系図がカギと考えた津田とみなみかわは再び大正14年へ。家系図を見せると、理花は、母が使用人の玉助の妻になっていること、自身の姓が「江田島」ではなく「山田」であることを明かした。
考察合戦白熱!
壮大な展開にスタジオの麒麟・川島明は「話が面白くて、津田がいらない」と大興奮。ダウンタウン・浜田雅功は「使用人が怪しい」と推理した。
24日に後編が放送され、すべての謎が解き明かされると思われるが、SNSでは早速考察合戦が白熱。家系図を巡り、「家系図、一九四五年の『四』が改ざんされているよな」「家系図が1985年が1945年に書き直されてるの気づいて興奮」「名探偵津田の家系図の左下の西暦が、一九八五から一九四五に書き換えられたとしたら、1985年生まれの大沢あかねがなんか関係してくる?」といった声が寄せられている。また主治医のたつやについて「ザ・たっちを医者に配役したのは双子の犯行というミスリードを誘うためだと思ってる」「100年前と今を来するタイムミステリーにザ・たっち出てくると、双子よりも先祖と子孫で1人ずつ出して血筋を見せた方が感動できる」「双子トリックだと、あんまり捻りがないよな」という反応も。
また、津田が同市を訪れ車から降りた後、腰の曲がった老婆のような人物とすれ違ったことや、津田が江田島家に宿泊した際、ふすまの間からのぞく白髪の女性の存在に気づいたという視聴者もおり、「腰が曲がったおばあちゃん、100年後の理花ちゃん?」「気になってるのは明らかに老婆じゃない老婆」「老婆姿のりかちゃんの役は津田おかん」「幽霊帰って津田が一人で寝てる後ろでふすまからおばあちゃんが覗いるの怖い」「幽霊の最後のところ、襖のところに誰かいたよね?」というポストもあった。

