NHKは平日午後12時30分からの連続テレビ小説再放送枠(総合)で、俳優の玉山鉄二が主演を務めた「マッサン」(2014年度後期、全150回)を22日から再放送する。放送を前日に控えた21日、主人公、亀山政春(玉山)の妻、エリーを演じた女優、シャーロット・ケイト・フォックスは「人生の中で最も大きく、最も挑戦的で、そして何よりも人生を変えてくれた冒険でした」と、作品への思いを明かした。
朝ドラ「マッサン」とは?
「ニッカウヰスキー」の創業者で、「日本のウイスキーの父」と呼ばれる竹鶴政孝さんとそのスコットランド人妻のリタさんをモデルに、日本のウイスキー造りに情熱を燃やした夫婦の姿をフィクションで描いた同作。2014~15年に放送され、脚本を手がけたのは羽原大介さん。シンガー・ソングライターの中島みゆきが主題歌「麦の唄」を歌った。
11年ぶりの再放送に「再放送されると聞き、胸がいっぱいになるほどうれしい気持ちになりました」と喜びをあらわにしたシャーロット。現在放送中の朝ドラ「ばけばけ」でも、ヒロインの松野トキ(髙石あかり)が女中として仕えるレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)の恋人、イライザ・ヘルズランド役を好演している。日本デビュー作となった「マッサン」を振り返ったシャーロットは「当時まだ未熟だった私を信じ、この作品に迎え入れてくださったNHKの皆さま、そしてプロデューサーの方々に、心より感謝申し上げます」と感謝を述べた。
シャーロット・ケイト・フォックス コメント
「親愛なる皆さまへ
『マッサン』が再放送されると聞き、胸がいっぱいになるほど嬉しい気持ちになりました。この作品は、私の人生の中で最も大きく、最も挑戦的で、そして何よりも人生を変えてくれた冒険でした。
毎日が、笑いと涙、そして純粋な喜びに満ちていました。今もなお、素晴らしい共演者の皆さんのことをとても恋しく思っていますし、新しい作品で輝いている姿を拝見するたびに、心から嬉しくなります。
当時まだ未熟だった私を信じ、この作品に迎え入れてくださったNHKの皆さま、そしてプロデューサーの方々に、心より感謝申し上げます。
また、エリー、そして私自身を温かく迎え入れてくださった日本の皆さま、本当にありがとうございました。皆さまのおかげで、日本は私にとって第二の故郷となりました。
この美しい贈り物を、もう一度ありがとうございます。
心からの愛を込めて」

