プロ野球、ヤクルトからポスティングシステムを利用して米大リーグ移籍を目指していた村上宗隆内野手が21日(日本時間22日)、ホワイトソックスと契約合意したと複数の米メディアが報じた。2年契約で総額3400万ドル(約53億6300万円)。日本時間23日午前7時に交渉期限が迫るなかでの決定に、村上は自身のインスタグラムで思いをつづり、ファンを安堵させた。
村上の大リーグ挑戦は米国でも注目されたが、カブスのカイル・タッカー外野手ら大物選手の去就が難航。その影響を受け、村上の契約合意も遅れる事態になった。期限が残り30時間に迫るなか、やっと移籍先が決まり、Xには「村上宗隆」「大型契約」「村上さん」「ホワイトソックス」といった関連ワードがトレンド入りした。村上は「シカゴホワイトソックスで 野球ができること、メジャーリーグという夢であった舞台で野球 ができること、今はその現実にとてもワクワクしています」と心境を吐露。そして「そしてどんな時でも出迎えてくれたつば九郎! 今後とも見守っててね!天国で美味しいビールが飲めていると思います」と、2月に長年支えてきた担当スタッフが亡くなったつば九郎への報告も忘れなかった。
村上の思いを知ったファンは、SNSに「2年で実績あげて、大型契約つかんで」「まじで成績残して見返して」「打ちまくってやれ!2年後には強豪チームと大型契約だ」と奮起を促す言葉がズラリ。また「ホワイトソックスは高津さん(臣吾前監督)がいたチーム。縁を感じる」「またストライプか」と結びつきを指摘する人や、新天地が2年連続最下位と低迷しているため、「エンゼルス時代の大谷翔平みたいに飛び抜けた活躍で救世主になるか」と期待する人もいた。さらに燕党からは「つば九郎も喜んでいる」「つばちゃん安心したかな」と、球団公式マスコットを思い出す人もいた。
ホワイトソックスは、アメリカンリーグ中地区に所属。2024年には、1900年以降ではワーストとなる121敗を喫した。25年も60勝102敗と低迷し、2年連続最下位となった。日本人選手では、高津臣吾、井口資仁、福留孝介が在籍したことでも知られ、井口がいた05年には88年ぶりとなるワールドシリーズ制覇を果たしている。
村上宗隆 インスタ全文
報道にもありました通りこの度シカゴホワイトソックスと契約さ せていただく形となりました。
野球を始めた頃から僕に携わっていただき、指導していただいた たくさんの方々に感謝しています。
僕の背中を押してくれた、球団関係者の皆様、最高のチームメイ ト、監督、コーチ、感謝しています!
そして何より天国にいる衣笠会長、ようやくスタートラインに立てました。この瞬間を会長と共有できないのは残念ですが、 天国で『村上おめでとう。だけど、ここからだぞ頑張れ!』と声 が聞こえます。死に物狂いで頑張ります。
そしてどんな時でも出迎えてくれたつば九郎! 今後とも見守っててね!天国で美味しいビールが飲めてると思います。
ここからまた新しい道が始まること、シカゴホワイトソックスで 野球ができること、メジャーリーグという夢であった舞台で野球 ができること、今はその現実にとてもワクワクしています!
最後に、日本で応援してくださってるファンの皆様、これからも 変わらぬ叱咤激励よろしくお願いします!!!

