女優の髙石あかりがヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(総合ほか)の第62回が23日に放送される。トキの前夫、山根銀二郎(寛一郎)が4年ぶりに松江にやってきた。銀二郎はトキに会う前、松野家の面々に会う。
「ばけばけ」第13週「サンポ、シマショウカ。」(第61〜65回)振り返り(ネタバレあり)
夜な夜な女中として仕えるレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)に怪談を語るトキは、ある晩、思い切って日本滞在記を書き上げたら帰るのかと尋ねた。ヘブンは「ナンテ? ニホンゴ」とはぐらかし、トキの問いにはっきりと答えなかった。
松野家では、トキの母、フミ(池脇千鶴)が銀二郎から届いた封筒をトキに渡していた。手紙を読むトキを静かに見守るフミ、司之介(岡部たかし)、勘右衛門(小日向文世)の家族3人。トキによると、手紙には、4月最初の土曜に松江を訪れ、トキに会いたいと書かれているという。話しながらトキは表情を緩ませたが、家族は銀二郎の目的が分からず、困惑した様子を見せた。
トキは銀二郎の訪問に合わせて休みをもらおうとした。ヘブンがその理由を尋ねてきたため、トキは「知り合い」が松江に来るので会いたいと伝える。ヘブンは少し怪しんで目をそらし、「ホリュウ(保留)」と返答した。
そんななか、ヘブン宛てに1通の手紙が届く。ヘブンはその手紙を持ってひとり散歩へ。戻ってくると「OK。ヤスム、ドウゾ。シリアイ、アウ、ドウゾ」と言い、トキに休みを許可した。突然のことに驚いたトキは、ヘブンに届いた手紙の差出人の名前をメモし、通訳を務める錦織友一(吉沢亮)にそれを見せた。錦織は「イライザ・ベルズランド。写真の女性だ」。トキは、休みを申請したものの保留になっていたが、その手紙を読んだ後、急にOKになったと説明した。
そしてトキが休みをもらった日の前日、銀二郎が4年ぶりに松江に戻ってきた。彼の姿は以前とは異なり、立派な装いになっていた。
「ばけばけ」第62回あらすじ
トキがヘブンの家で働いている間に、銀二郎が松野家を訪ねてくる。銀二郎は勘右衛門、司之介、フミに、かつて逃げ出したことを謝罪。さらに、トキとやり直したいと告げる。約束の土曜、トキは銀二郎を待つ。その一方、船着き場ではヘブンがイライザ(シャーロット・ケイト・フォックス)の上陸を心待ちしていた。
朝ドラ「ばけばけ」とは?
松江の没落士族の娘、小泉セツと、その夫で作家のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルとした物語。島根や熊本などを舞台に、怪談を愛し、何気ない日常の日々を歩んでいく夫婦の姿をフィクションとして描く。脚本は「バイプレイヤーズ」(テレビ東京)や「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(総合)などで知られるふじきみつ彦氏。主題歌「笑ったり転んだり」をハンバート ハンバートが歌う。

