J1のFC町田ゼルビアは24日、Jリーグが23日に公表した黒田剛監督(55)とクラブへの懲罰についての声明を公式Xで発表した。
「懲罰の件について」とのタイトルで、「2025年12月23日に公表されました黒田監督及び弊クラブへの懲罰につきまして、パワハラについては認定されておりません」と黒田監督の言動がパワハラと認定されなかったことを改めて伝え、「不適切な暴言についてのけん責につきましては、真摯に受け止め反省、改善してまいります」と続けた。
一方で、「度を超えた誹謗中傷には、引き続き一切の証拠を保全すると同時に、随時開示請求を行っていき、然るべき法的措置を取って参りますので宜しくお願いします」とSNSなどでの誹謗中傷に対しては強くクギを刺した。
黒田監督は2023年ごろから所属選手らの前で自身の意向に沿わない選手に「造反者」といった表現を用いたり、練習中に特定のコーチを大声で怒鳴ったりしたほか、懇親会の場でのスタッフへの暴言など不適切な発言があったという。
Jリーグは、違反行為に暴力等が含まれておらず「悪質性の程度が極めて高いものとはいえない」とし、パワハラは認定せず、同監督とクラブに対する処分をけん責にとどめていた。

