有馬記念 枠順抽選会で「ロイヤルファミリー」ファンが注目するあのGI馬「引き強すぎる」「本当に理想」

有馬記念 枠順抽選会で「ロイヤルファミリー」ファンが注目するあのGI馬「引き強すぎる」「本当に理想」

日本中央競馬会(JRA)は25日、28日に中山競馬場で行われる今年最後のGIレース「第70回有馬記念」(3歳以上オープン、定量、芝2500メートル、1着賞金=5億円)の公開枠順抽選会を行い、同レースに出走する16頭の枠順が確定した。今年は直前までTBS系連続ドラマ「日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』」が放映され、劇中に実在のジョッキーや調教師などが出演したこともあって、Xに「有馬記念枠順抽選会」や出走予定馬の名前がトレンド入りするなど注目度がアップ。SNSでも“ロイヤルファミリー馬券”を狙う競馬ファンが相次いでいる。

「ザ・ロイヤルファミリー」は競馬の世界を舞台に、夢を追う大人たちが家族や仲間との絆で奇跡を起こす20年の物語。山本周五郎賞とJRA賞馬事文化賞を受賞した早見和真氏の同名小説が原作で、日本中央競馬会(JRA)の全面協力で制作されており、初回(10月12日)スペシャルゲストの武豊騎手を皮切りに、クリストフ・ルメール騎手、戸崎圭太騎手、坂井瑠星騎手、矢作芳人調教師といった有馬記念に出走する競走馬の関係者が本人役で出演した。

「サイン馬券」って?

特に主人公たちが目指すビッグタイトルが年末恒例のグランプリレースということで、競馬ファンは早くから「ザ・ロイヤルファミリー」のあらすじやレース結果を参考にする「サイン馬券」に注目が集まった。サイン馬券とは、科学的根拠に乏しい賭け方「見得買い」の一種で、話題となっている有名人や世相を参考にして馬券を購入するものだ。特に有馬記念は世相を映す鏡ともいわれ、競馬を知らなくても買えるこれらの馬券は手軽さもあって根強い人気がある。米同時多発テロが起きた2001年のグランプリは、マンハッタンカフェ(=ニューヨーク)、アメリカンボス(=米大統領)とテロ絡みの馬名が1、2着に入っている。

「ザ・ロイヤルファミリー」についても、20日にドラマの完結御礼として「最高の有馬を」という言葉で有馬記念にエールが送られる構成の動画が公開されたり、23日には劇中で有馬記念を制したジョッキー、佐木隆二郎役を務めた高杉真宙が女優の波瑠と結婚するなど終了後も話題に事欠かず、ドラマに絡めた結果になるのではないかと考えるファンが続出している。

共通点のある出走馬

ドラマで先代オーナー、山王耕造(佐藤浩市)の悲願は「日高の馬で有馬を勝つ」だったが、16頭の中にいくつか共通点のある出走馬がいる。北海道・日高の浦河町生まれで、松本好雄オーナーが今年8月に死去した宝塚記念馬のメイショウタバルだ。Xにも「ロイヤルファミリーの見過ぎでタバルに夢を託すか」「亡きオーナーの為に虎視眈々と有馬狙っているタバルがあまりにもロイヤルファミリーのビッグホープなんだよなぁ」と推す声が集まっていた。抽選会で主戦の武騎手が引いた馬番は3枠6番。「大外じゃなくて良い!」「引き強すぎる」「本当に理想」と好感の声が上がった。

なお、劇中の「第70回有馬記念」は1着1番、2着14番、3着2番で決着。この3つの馬番にどの馬が入るかにも注目が集まった。結局、1番には菊花賞3着のエキサイトバイオ、14番にはGIII1勝のアラタ、2番には矢作調教師が管理し、坂井騎手が鞍上のシンエンペラーが入ったが、「この三連複と三連単は、果たしてどれだけ売れるのか...笑」と困惑する声も寄せられた。

配信元: iza!

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