友人夫婦は「再構築」を選んだ
亮さんは自分の行いを隠さず、千鶴も傷つきながらも受け止めた。秘密を墓場まで持っていくよりもリスクある選択だったに違いないが、真摯であろうとする亮さんの必死の謝罪が、「再構築」の道を歩ませる。正直に懺悔した理由は彼にしかわからない。でも和馬がある時、彼との会話を教えてくれた。
「亮さん、『もう家族に恥ずかしくない自分でいたい』って言ってたよ」
「恥ずかしくない…か。不倫を恥だと、思えるようになったんだね」
「どういう心境の変化かはわからないけど、よかったよ」
友達夫婦の危機を見届けて、私たちも安堵する。ひとつの山を乗り越えた千鶴たちに、私も夫婦としての在り方を教えてもらったような気がした。不倫問題と真剣に向き合った亮さんが、二度と過ちを犯さないことを願いつつ、自分たちも信頼関係を大切にしようと誓ったできごとだった。
あとがき:不倫は周りも自分も傷つける
不倫関係に溺れていた亮は後悔と恥を覚え、夫婦関係の修復を選びました。長い間、真帆と和馬の重荷になっていた隠し事が消えて、2人もほっとしたようです。不倫関係は妻子だけでなく、周りの人たちも傷つけます。そしてまた、自分自身も傷つき後悔するのです。大切なことに気づかせてくれたあの日の大雨は、道を踏み外していた亮にとって恵みの雨となったのかもしれませんね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています。
記事作成: hiiro
(配信元: ママリ)

