多摩動物公園（東京都日野市）で飼育しているオオカミが園内に脱走したことが分かった。28日、同園の公式Xが明らかにした。同園は安全確認のため、現在入園を一時的に停止している。この報告にSNSでさまざまな反応が寄せられている。
「野生の猿が園内に…」
東京動物園協会の運営する東京ズーラシアネットによると、同園では雄の「スイ」と雌の「カヨラン」という2頭のタイリクオオカミを飼育しているという。同園のXは脱走を報告するとともに、「すでに園内にいらっしゃるお客様は、正門前に集まるか、サバンナキッチン・コアラ売店など、建物内の安全な場所にとどまっていただくようお願いいたします。スタッフの案内に従い、落ち着いて行動してください」と来園者に呼びかけた。
SNSでは「のんびり動物でも見ようと思い多摩動物公園に来たら、なんとオオカミ脱走して入場不可」と、来園しようとした人が現場の混乱ぶりを伝えた。また、「動物も人間も、みんな無事でありますように」「人自身の安全も勿論だけど『人を傷つけたかどうか』で、その後の処遇が大きく変わってしまうから」と来園中の客と動物双方の身を案じる声や、「訓練でなくあの深いモート（堀）をどう脱出したのか」と脱走経路を不思議がる声も見られた。
一方で、「前に多摩動物公園に行った時、普通に猿がうろついていて『野生の猿が園内に侵入しております』みたいなアナウンスが流れて噴いたのを思い出しました」と過去の体験談を振り返るユーザーも見受けられた。
