WBC 勝手にプール勝ち上がり予想【A組】地元開催のプエルトリコの1位通過はほぼ確実 ドリームチーム計画破綻のキューバは初の1次敗退も カナダ初の突破チャンス

WBC 勝手にプール勝ち上がり予想【A組】地元開催のプエルトリコの1位通過はほぼ確実 ドリームチーム計画破綻のキューバは初の1次敗退も カナダ初の突破チャンス

第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は3月5日に開幕する。日本代表「侍ジャパン」にとっては2連覇がかかる大会で、日本はドジャースの大谷翔平投手(31)が参加を表明、山本由伸投手(27)も予備ロースター入りをしていることが判明した。日本が4度目の世界一を目指す大会でどのチームがライバルになるのか-。1次ラウンド各組の戦力を分析した。第1回はプエルトリコのサンフアンで開催されるA組を紹介する(丸数字はWBSC世界ランキング)。

A組(3月6~11日、サンフアン)◎プエルトリコ⑦、▲キューバ⑨、○カナダ⑳、パナマ⑧、コロンビア⑬

今大会でもっとも予想が難しいのが、このA組だ。1位候補のプエルトリコが突出して強く、残り4チームが団子レースとなりそうだ。1位候補が決まっているという点では、日本のC組に似ているが、残る4チームの実力がより拮抗しているのはこちらだ。他の組の突破ラインは3勝1敗となりそうだが、この組は2勝2敗での突破も考えられる。

オールスター級のメジャーリーガー集うプエルトリコ

1位通過が有力なのは地元開催で前回大会8強のプエルトリコだ。主将のフランシスコ・リンドア内野手(32)=メッツ=を筆頭に、ジョージ・スプリンガー外野手(36)=ブルージェイズ、ノーラン・アレナド内野手(34)=カージナルス=と現役メジャーリーガーが続々と参戦を表明している。

メッツからドジャースへ移籍したクローザーのエドウィン・ディアス投手(31)も参加に前向きで、2大会連続で指揮を執るヤディエル・モリーナ監督の手腕にも注目だ。

初優勝を目指すという点では先発投手の駒不足とベテラン頼みの野手陣が気になるが、2013年大会以来のサンフアン開催という後押しもあり、1次リーグ突破はほぼ確実だ。

キューバ、ドリームチームは夢のまま

キューバは前回大会で亡命選手の代表復帰を解禁し、4強まで勝ち進んだ。キューバ野球連盟(FCB)は今大会も亡命選手に門戸を開く方針だったが、亡命の経緯やキューバ政府やFCBの方針に賛同するという一筆を書かせることが条件だったこと、キューバ系米国人選手の参加にNGを出したことに多くの亡命選手が反発。アロルディス・チャプマン投手(37)=レッドソックス、ルイス・ロベルト外野手(28)=ホワイトソックス=らビッグネームが早々に不参加を表明し、かねてWBC出場を熱望していたアンディ・パヘス外野手(25)=ドジャース=も辞退することとなった。

亡命選手に加えキューバ系米国人選手までチームに加えることができれば、日本、米国、ドミニカ共和国に次ぐ優勝候補にもなり得たが、ドリームチーム結成は今大会も夢のままで終わりそうだ。

有力選手が続々亡命して島を去っている上に、亡命選手のほとんどが代表入りを拒否。亡命選手の参加を認めていなかった前々回の2017大会以前の状況に後戻りしているどころか、それよりもひどい状況だ。

リバン・モイネロ投手(30)=ソフトバンク、ライデル・マルティネス投手(29)=巨人、アリエル・マルティネス捕手(29)=日本ハム=らNPB組の実力は確かだが、国内リーグ組の陣容は手薄。メキシコでまだプレーを続けている元ソフトバンクのジュリスベル・グラシアル外野手(40)あたりのベテランに頼るような状況すら考えられる。

WBCで1次リーグ敗退で終わったことは1度もなく(ほかに日本、米国、プエルトリコのみ)、国際舞台での勝負強さには定評のあったキューバだが、さすがに今大会は厳しい戦いを強いられそうだ。

カナダ、千載一遇のチャンス 野手陣はメジャーで実績ある選手揃う

キューバ、プエルトリコとWBCの舞台で日本に土をつけたことがある2チーム(ほかに米国、韓国のみ)が入るこの組は、先述したようにキューバの戦力が大幅に低下している。ここで2位候補に推したいのが、カナダだ。フレディ・フリーマン内野手(36)=ドジャース=の出場可否こそ不透明だが、ジョシュ・ネイラー内野手(28)=マリナーズ、ボー・ネイラー捕手(25)=ガーディアンズ=と野手陣の豪華さはプエルトリコに負けていない。投手陣は、カル・クアントリル投手(30)=ブレーブス、マイケル・ソロカ投手(28)=ダイヤモンドバックス=の参加が見込まれている。

ブルージェイズがワールドシリーズに出場したことで国内の野球熱が高まっており、初の1次リーグ突破への期待も大きい。米国、メキシコと同組だった前回大会と比べれば、今大会は十分にチャンスがある。

組み合わせ決定時点では、キューバがここまで弱体化するとは予想されていなかったため、厳しい戦いが予想されていたが、キューバ側に辞退者が相次いだことで、大チャンスが舞い込んできた。首脳陣も、選手も、ファンも「初の突破を狙うなら今大会」という思いで一致しているはずで、有力選手を集めやすい状況にあるのも追い風だ。ブルージェイズのワールドシリーズ進出と合わせ、カナダの子供たちがホッケースティックからバットに握り替えるきっかけにもなりそうで、15~20年後に野球強豪国に生まれ変わっている可能性もある。

4位候補は前回大会で台湾、イタリアを破ったパナマだが、5位候補としたコロンビアも無視できない存在だ。これまでの大会での実績に敬意を示し、キューバを3位候補に置くが、キューバが最下位となって、次回大会の本戦ストレートイン圏外となる可能性も十分に考えられる。

前回大会のA組のように複数チームが2勝2敗で並ぶような状況も考えられ、失点率の差で順位が決まる可能性もある。4チームが団子レースで2位を争っている間に、プエルトリコは悠々と1位通過を決めるのは間違いなさそうだ。

配信元: iza!

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