女優の髙石あかりがヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(総合ほか)の第68回が7日に放送される。結婚について家族に伝えられずにいるトキに、レフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)のイライラが頂点に達する。空気を察したトキが、意を決して家族に打ち明けるが…。
「ばけばけ」第14週「カゾク、ナル、イイデスカ?」(第66〜70回)振り返り(ネタバレあり)
ヘブンは通訳の錦織友一(吉沢亮)と出雲を旅行し、古事記の舞台を巡った後、稲佐の浜を散歩した。旅の思い出を日本滞在記に書きたいと語るヘブンの前に、松江にいるはずのトキが現れる。驚く錦織に、トキはヘブンに突然呼び出されたと説明した。理由が分からない2人に、ヘブンは日本滞在記が間もなく完成すると明かす。その言葉に、トキと錦織はヘブンの帰国を覚悟するが、ヘブンは「イテモ、イイデスカ?」と切り出し、松江に残りたいと告げた。ヘブンはトキの手を取り、となりにずっといさせてほしいと伝える。笑い合う姿を見た錦織は初めて2人の関係に気づいた。
帰宅後、ヘブンは松江に残り、教師として引き続き働くことを約束し、錦織に引っ越しをしたいと伝えた。トキも女中ではなくなり、ヘブンは今日から一緒にここで暮らそうと確認する。トキは照れながらも了承するが、「あっ! 大事なこと忘れちょりました」と、突然大声を上げた。トキは、大きな問題に気づいた。家族にヘブンと一緒になることを報告しなければならないが、女中として働くことを認めてもらったとはいえ、ヘブンとの結婚を簡単に口にできるはずもない。前夫の銀二郎(寛一郎)が帰京した今、松野家の家計を支える頼みの綱は、ヘブンから得る給金だけ。トキは、ヘブンが翻意して松江にとどまることになったと伝え、家族を安心させるが、自分と一緒になるために帰国をやめたとは、やはり言えない。さらにトキは、自分が妻になれば、給金20円が途絶えることにも気づく。松野家は莫大な借金を抱えており、さらにトキは遠戚の雨清水家にも給金の半分を渡し、生活を援助していた。
その晩、書き物を続けるヘブンは、先に寝るようトキを促すが、隠れて家を出ようとするトキに気づき、なぜ帰るのかと問い詰めた。トキは、まだヘブンとの結婚について家族に伝えられていないことを告白。ヘブンは、自分が外国人だから言えないのかと怒りを爆発させるが、トキは金銭の問題をどうしても口にできなかった。
翌朝、錦織が迎えに来ても2人は口を利かず、不穏な空気が漂っていた。そんなトキはヘブンが出勤したのを見届けると、大急ぎで自宅に戻り、家族に向かって「言います!」と切り出した。
「ばけばけ」第68回あらすじ
ヘブンのいらだちも限界。察したトキは、ついに家族にヘブンと一緒になることを告げる。はじめは冗談だと気にも留めない司之介(岡部たかし)、フミ(池脇千鶴)、勘右衛門(小日向文世)だったが、トキの様子に次第に現実を受け止める。異人嫌いである勘右衛門の猛反対を覚悟するトキと、恐れる司之介とフミ。3 人が様子をうかがうなか、勘右衛門が口を開く。
朝ドラ「ばけばけ」とは?
松江の没落士族の娘、小泉セツと、その夫で作家のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルとした物語。島根や熊本などを舞台に、怪談を愛し、何気ない日常の日々を歩んでいく夫婦の姿をフィクションとして描く。脚本は「バイプレイヤーズ」(テレビ東京)や「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(総合)などで知られるふじきみつ彦氏。主題歌「笑ったり転んだり」をハンバート ハンバートが歌う。

