大相撲初場所5日目が15日、両国国技館で行われ、西前頭7枚目の藤ノ川が東前頭8枚目の正代を押し出しで破り、4勝目を挙げた。
身長184センチ、体重169キロの正代に対し、身長177センチ、体重122キロの藤ノ川。2人の体格差があるなか、藤ノ川は立ち合いで横に動いた。その後、下から攻め続けて正代を土俵際まで追い詰め、そのまま押し出した。
この日のNHK総合の解説を務めた舞の海秀平氏(元小結)は、「たまにこういう動きをしますね。一気に持っていかれるんじゃないかと思って、今日こういう立ち合いをしたんじゃないですかね」と推測。また「動きを止めないところが(藤ノ川の)強味。首とか胸とかを押し続けないことろがいい」と、20歳の新鋭の”戦術”を絶賛した。最後は「正代は鬱陶しかったでしょうね」とベテランを思いやった。
■舞の海秀平氏 1968年(昭和43年)2月生まれ、青森県鯵ケ沢町出身。現役時代は出羽海部屋に所属し、1990年(平成2年)夏場所に幕下付け出しで初土俵を踏み、最高位は小結。小兵ながら技能賞を5回獲得するなど、「技のデパート」「平成の牛若丸」と称された。1999年(平成11年)九州場所を最後に引退し、現在は相撲解説者や大学講師として活躍している。

