大相撲初場所5日目が15日、両国国技館で行われ、2025年九州場所限りで現役を引退した北陣親方(元小結遠藤)がNHK総合の大相撲中継に初出演。現役時代のエピソードを披露した。
この日、向正面の解説を務めた北陣親方は現役時代、両膝のケガに泣かされるも、土俵生活を終えるまで全休は引退直前の2場所のみ。「何とか間に合わせて、初日を迎えて土俵に立つんだという気持ちでしっかり稽古をしていた。結果はどうなるかは分かっていても、勝手に本場所に体が向かっていた」と当時の心境を回想した。
しかし、満身創痍の状態で出場した場所で故障した膝にテーピングをせず土俵に立ったことについて質問が及ぶと、北陣親方は「結果的に美談になっているんですが…」と前置きし、「本当のところ合うサポーターがあればどんどん使いたかったんですけど、なかなか付けて相撲が取れるような僕に合う物がなかった」と内情を吐露。「これなら付けない方がいいと思った」と真相を明かした。
■北陣聖大 1990年(平成2年)10月19日生まれ、石川県鳳珠郡穴水町出身。日大4年でアマチュア横綱に輝き、追手風部屋に入門。2013年(平成25年)春場所に幕下10枚目格付け出しで初土俵を踏み、初土俵から所要3場所で初入幕。25年九州場所で現役引退した。最高位は小結。幕内での優勝はなかったが、技能賞4回、殊勲賞1回、敢闘賞1回、金星7個を獲得した。通算527勝494敗88休、幕内通算480勝482敗73休。

