女優の髙石あかりがヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(総合ほか)の第78回が21日に放送される。トキとレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)夫婦が散歩中に声をかけられ、松江新報の連載「ヘブン先生日録」の影響力に戸惑う。
「ばけばけ」第16週「カワ、ノ、ムコウ。」(第76?80回)振り返り(ネタバレあり)
ヘブンが書き続けていた日本滞在記がついに完成。ヘブン同様に喜びを爆発させたトキは、彼との生活をより円滑にするため、英語を教えてほしいと頼み、ヘブンもこれを快諾した。その後、ヘブンは通訳の錦織友一(吉沢亮)にも完成を報告。執筆作業を支えてくれた錦織を「リテラリー・アシスタント」と呼び、深く感謝した。その言葉に、錦織は胸がいっぱいになった。
トキとヘブンは、両親の司之介(岡部たかし)とフミ(池脇千鶴)、そして錦織を招いて完成パーティーを開く。山橋西洋料理店の山橋才路(柄本時生)が豪華な料理を振る舞い、司之介とフミは初めて目にする西洋料理やワインを楽しんだ。そこへ、ヘブンの引越し記事で味を占めた松江新報の梶谷吾郎(岩崎う大)が現れる。空気のように振る舞うと言いつつ観察を続ける梶谷の視線に、不慣れなナイフとフォークを使う司之介らは緊張を隠せない。場が盛り上がりに欠けるなか、梶谷はトキに料理の感想を求めた。トキが「牛のステーキはステキな味でございます」と答えると、図らずもダジャレのような響きに。梶谷は「頂戴しました」と満足げにうなずき、「ステーキはステキ。これは使える」とメモを走らせた。
翌日、パーティーの様子が早速「ヘブン先生日録」として新聞に掲載された。見出しには「ステーキは素敵」というトキのダジャレが採用され、相変わらず内容はデタラメ。その日、買い物に出かけたトキは、町の様子に衝撃を受ける。魚屋で声をかけられると、周囲の人々もスターを見るような目で集まり、新聞に書かれた「豪勢な生活」を羨んだ。
夕餉を囲みながら、その日の出来事を報告し合う松野家の面々。牛乳配達をする司之介も声をかけられ、いつもの倍以上も牛乳が売れたという。フミも郵便配達員や行商から話しかけられたと振り返った。そこへまた梶谷がやってきて、早く明日の新聞が読みたい、ヘブン一家のことをもっと知りたいという声が町中から聞こえているなどと言い、家族への取材を開始。しかし、これといった話題がなく、梶谷は「困ったなぁ」とため息をもらす。するとヘブンが「アッ!」と声をあげ、トキと英語の勉強を始めた。「マエ ネーム エズ トキ」。梶谷はそのやり取りに「これはまた売れる気がするがね」と手応えをにじませた。
翌朝、「ヘブン先生日録」に「マエ ネーム エズ トキ」という見出しが躍った。その記事を読んだ遊女のなみ(さとうほなみ)は、トキが文字通り「時の人」になったことを実感する。そこへトキの幼なじみ、野津サワ(円井わん)が通りかかり、その記事を見せた。「おトキちゃん、すっかりあっち側の人間だわ。ついこないだまでこっちで暮らして、うらめしいうらめしいと傷をなめ合っちょったのに」。その言葉に、サワは何も返すことができない。うらやましがるなみに、サワは、自分は男の力など借りず自力でここを出るとし、正規の教師になれば給金も上がって借金も返せると力を込めた。
朝ドラ「ばけばけ」第78回あらすじ
「ヘブン先生日録」の連載は大好評となり、トキとヘブンの活躍が川向こうの天国長屋にも届く。サワとなみは、自分たちはどうやって長屋を出るのかと思案する。
その頃、散歩中のトキとヘブンが声をかけられ、記事の影響の大きさに戸惑う。そんななか、トキが英語を披露せざるを得ない場面に直面する。期待の眼差しを向ける松江市民を前に、トキは英語で…。
朝ドラ「ばけばけ」とは?
松江の没落士族の娘、小泉セツと、その夫で作家のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルとした物語。島根や熊本などを舞台に、怪談を愛し、何気ない日常を歩んでいく夫婦の姿をフィクションとして描く。脚本は「バイプレイヤーズ」(テレビ東京)や「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(総合)などで知られるふじきみつ彦氏。主題歌「笑ったり転んだり」をハンバート ハンバートが歌う。

