木原稔官房長官は20日の記者会見で、2月8日の衆院選投開票日が大学入試の日と重なる受験生らに対し、期日前投票の利用を呼びかけた。受験時期と重なっていても、より多くの受験生が選挙権を行使するよう促す呼びかけだったが、ネットユーザーからさまざまな反応が寄せられた。
木原氏は会見で、大学入試時期と選挙が重なる受験生に対し「投開票日と試験が重なった場合、当日の投票は難しいこともあると思われる。期日前投票を積極的に利用していただくことを勧める」とコメントした。さらに木原氏は、選挙は民主主義の根幹であり、多くの有権者の参加が重要だと述べ、選挙管理委員会などと連携して、受験生を含む有権者が利用しやすい期日前投票所を設置すると話した。
投開票当日の2月8日は全国で多くの大学が入試を予定している。大手進学塾「東進ハイスクール」によると、上智大が文学部と総合人間学部、早稲田大が人間科学部、明治大が情報コミュニケーション学部、同志社大がグローバル・コミュニケーション学部と法学部などの入試を予定している。
将来を左右する大事な一日に選挙が直撃し、ネットユーザーは「受験生に負担増やさないで」「試験に集中させてください」「追い込みの時期に時間を割かせるのは…アカン」「自分が受験生だったら絶対パス」「受験シーズンってわかっていて解散したのに…」と不満の声がズラリ。また「期日前投票に行って風邪うつされること考えたら行かれない」といった意見もあった。
一方で「帰りに寄ればいい」「どちらも未来につながるから、可能な範囲でお願いすればいい」「大人だって仕事の合間に行ってる」「気分転換くらいの気持ちで平日の昼間に行けば、空いているよ」と理解を示す声も多くあった。
期日前投票は、選挙当日に仕事やレジャーなどを理由に投票に行くことができない人が利用できる制度。投票を行う各自治体が指定した場所で、公示翌日から投票日前日まで投票することができる。
2月8日に入試を予定している主な大学
上智大 文学部、総合人間学部
中央大 基幹理工学部、先進理工学部、社会理工学部
早稲田大 人間科学部
明治大 情報コミュニケーション学部
東京理科大 工学部
東洋大 文学部、法学部、経済学部、経営学部、社会学部、国際環境学部など
法政大 文学部、法学部、経営学部
駒沢大 文学部、経営学部
同志社大 法学部、グローバル・コミュニケーション学部
立命館大 文学部、総合心理学部、法学部、政策科学部、経済学部、経営学部など

