朝ドラ「ばけばけ」“なみ”さとうほなみ「ウザかわいいさ」意識、 身請け決まり「幸せな結末」に感謝

朝ドラ「ばけばけ」“なみ”さとうほなみ「ウザかわいいさ」意識、 身請け決まり「幸せな結末」に感謝

現在放送中のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(総合ほか)で、天国遊郭の遊女、なみを演じている女優のさとうほなみ。家族を養うために若くして身を売られながらも、境遇に屈せず明るくたくましく生きるなみは、ヒロイン松野トキ(髙石あかり)や友人の野津サワ(円井わん)にとっての“応援団長”のような存在として物語を彩ってきた。23日に放送された第80回では、贔屓客である福間(ヒロウエノ)からの身請け話に、「外の世界」への恐怖から二の足を踏んでいたが、彼の「惚れちょる」というストレートな愛の言葉に心を動かされ、ついに遊郭を出ることを決意した。外の世界への不安を抱えつつも幸せを掴もうとする覚悟、そして役柄に込めた「ウザかわいい」魅力の裏側や、「結末」が決まるまでの舞台裏をさとうが語った。

朝ドラ「ばけばけ」とは?

松江の没落士族の娘、小泉セツと、その夫で作家のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルとした物語。島根や熊本などを舞台に、怪談を愛し、何気ない日常を歩んでいく夫婦の姿をフィクションとして描く。脚本は「バイプレイヤーズ」(テレビ東京)や「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(総合)などで知られるふじきみつ彦氏。主題歌「笑ったり転んだり」をハンバート ハンバートが歌う。

なみはトキ(髙石あかり)とサワ(円井わん)の応援団長

――演じられて印象的だったシーンは?

「ヘブンさんの女中になったおトキちゃんに『どげ?私がやるかもしれんかった仕事は』と聞いたシーン(第10週47回)が印象に残っています。『気遣わんでええのよ、恨みも妬みもしちょらんけん』というセリフがなみらしいですね。すぐに前を向けるポジティブな人で、カラッとした性格なのが出ていて、ずっとこうして生きてきたんだろうと思いました。『おなごが生きるには身を売るか、男と一緒になるしかない』というセリフもすごい言葉だとは思いますが、あの時代に遊郭で働くなみにとっては本当にそれしかなかったのだろうと感じます。自分の力は遊郭から出るに及ばないとずっと昔に分かっている。男の人がいないと生きていけないと、カラッと言えるくらいにはいろいろ諦めてきたのだと思います」

――身請(う)け話に悩むなみの心境についてどう感じられましたか?

「セリフにもありましたが、若い時に身を売られたなみは本当に天国遊郭しか知りません。だから、そこを出る怖さがあったのだと思います。長年出たいと思っていたはずですが、ずっと夢見てきたからこそ、もし自分が遊郭以外で生きていけなかったら…と不安が勝って。勢い任せにヘブン先生のラシャメンになろうとした時とは違い、今回は現実がドシンとのしかかって恐怖心につながったのだと思います。そんな中、福間さんが『惚れちょる』とストレートに伝えてくれたおかげで覚悟ができました。

実は、去年の初夏あたりはまだなみの結末が決まっていなかったんです。制作統括の橋爪さんから『なみ、どうする?』と言われて『身請けされるほうが幸せです』と返事したけれど、遊郭でめげない姿を見せつづける方が物語としてはいいのかもしれないという思いも。でも、幸せになりたいと思える相手が現れてよかったです。幸せな結末をありがとうございます!」

――なみとサワの関係はどんなお気持ちで演じられましたか?

「なみはおサワに仲間だと言っていたのに、その後すぐに身請けを決めていましたね(笑)。サワに『無理に出んでもええと思うよ』と言ったのも、的を射ていたのか全くわかりません。余計なお世話だったりもするだろうけど、声をかけずにいられないのがなみの性格。遊郭の 2 階からみんなが見えるので、サワを目にして何か抱えているんだろうなぁと気にかけていたのでしょう。自分はサワとトキの応援団長だと、勝手に思っている節もあると思います。サワを応援したいけど自分の話も聞いてほしい、だから少し押し売りっぽくなってしまうんですよね。なみを演じる時にはちょっと厄介だと思われるくらいのテンションと、それでいて憎めない“ウザかわいい”を意識しました」

――今後の見どころは?

「この先、トキとヘブンの波が激しいお話になっていきます。橋の向こうに渡れたおトキちゃんにも切ないことが起こるし、幸せなのか幸せじゃないのか、それさえもわからなくなってくる。私も早く映像で見たいなと、放送を楽しみにしています。第 1週から『ばけばけ』を見て泣いてきましたが、司之介さん(岡部たかし)ってひどいのになぜか憎めないですよね(笑)。それは、おフミさんがデキる女だからこそだと思います。私はフミ役の池脇千鶴さんが昔から大好きなので、共演できて本当にうれしかったです! ご一緒したシーンは少ないけれど、池脇さんはじめ松野家の皆さんと現場でいっぱいお話しできたのがいい思い出です」

配信元: iza!

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