平成・令和アイドル界の違い 女性たちは「自己肯定感を高く持って!」
「AKB48」の結成当初から現代という平成時代と令和時代のアイドルたちを見守ってきた茅野さん。平成と令和のアイドルの違いも質問したところ、「SNSの存在が大きいと思います。(『AKB48』の1期生だった)前田敦子さんの時代でも、後半にはX(旧『ツイッター』)やインスタグラムが普及していましたが、それでも現代のような切り抜き動画が出回ることはありませんでした。また、容姿などについてファン以外から評価されることも当時はほぼなかったと思います」と述懐。
続けて、「SNSは一般の女の子たちにも比較対象を広げました。かつては、教室、学年、同じ学校が比較対象でした。しかし、SNSが広まったことで同世代すべてが比較対象になったんだと思います。この結果、自己肯定感を持ちにくくなっていったんじゃないかと思います」と、現代における問題を独自の視点で分析。その上で、「女の子は自己肯定感を高く持つようにしてください!」と、“姉貴”らしい優しいまなざしで、現代の女性たちの背中を押します。
アイドルを取り巻く環境が変化している一方で、現代のアイドル界は「アイドルになりたいという女の子たちの姿勢も、ファンとの向き合い方も変わっていないと思います」と第一線の視点で話してくれました。
今回の取材を通して、アイドルがステージで輝く裏には彼女たちを心から応援し、力強く支える女性の存在があることを深く理解しました。茅野さんの笑顔や一人一人と真摯(しんし)に向き合おうとする優しさに感銘を受けつつ、“ジェンダー”、“〇〇世代”とカテゴライズせず、「それぞれ異なる人」と意識することが大切なのではと、改めて思いました。
