現在放送中のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で、のちに徳川家康となる松平元康を好演している松下洸平。1日に放送された第5回では、主君の今川義元(大鶴義丹)を桶狭間で討ち取った織田信長(小栗旬)と同盟を結んだ元康が、信長の側近で、のちに豊臣秀吉となる木下藤吉郎秀吉(池松壮亮)と邂逅した。元康は、天下取りで競い合うことになる藤吉郎から「出世の秘訣」を問われ、「信長殿を信じ、恐れず、突き進め」「熱意が人を動かし、勝敗を決する」などと助言。その後、本人のいないところで「すべて逆を言ってやった」と見下して笑うなど、食えないタヌキぶりを見せた。
そんな元康と豊臣兄弟の関係について、松下は「小一郎と藤吉郎を脅威に感じ、家康に“ギラギラ”したところも表れ始めるので、どんな引き出しが開いていくのか楽しみ」と語っている。
「豊臣兄弟!」とは?
天下人となる秀吉を補佐役として支えた弟、秀長(仲野太賀)の目線で戦国時代をダイナミックに描く大河。連続テレビ小説「おちょやん」や、「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」(以上、TBS)などのヒット作で知られる八津弘幸さんが脚本を担当する。
松下洸平コメント
――徳川家康について
「僕は歴史上の徳川家康に対して、どこかニヒルで腹の底が見えない人物というイメージを抱いていました。『豊臣兄弟!』の家康にもその要素はあるのですが、ユーモラスでチャーミングで、少し抜けているところがおかしくて。家康の近習・石川数正(迫田孝也)との会話がどこかかみ合っていないところもおもしろいですよね。誰も見たことがないような家康像を、脚本家の八津(弘幸)さんが描いているので、脚本に忠実に演じて、いい意味で“何を考えているのか分からない家康”になれたらと思います。
そのために、お芝居ではなるべく人の目を見ないように心がけています。目線を外しているとき、家康が何を考えているのか、皆さんにぜひ想像して楽しんでいただきたいです。また、大河ドラマでは『どうする家康』の松本潤さん以来になりますが、有名な金ピカの甲冑を着られるのもすごくうれしいです」
――豊臣兄弟について
「今後、小一郎と藤吉郎が台頭していく中で、家康が2人の存在を脅威に感じていることが、徐々に描かれていきます。しかも2人は、思慮深い家康とは真逆で、情熱で突き進んでいくタイプなので、背中がゾワゾワするような場面も出てきます。そのあたりから、家康なりの“ギラギラ”したところも表れ始めるので、どんな引き出しが開いていくのか自分でも楽しみにしています」
――主演・仲野太賀さんについて
「太賀君とは一緒にお芝居をするのが本当に楽しいです。過去にも共演経験がありますが、そのころから言葉では形容しがたい魅力を持っていました。今作の太賀君や池松さんの演技は軽快でありながら、彼らのセリフを受け取るとずっしりと重さを感じます。そんな不思議な魅力で、豊臣兄弟を演じられています。あうんの呼吸で演じている2人の関係性は、見ていて本当に気持ちがよく、少しうらやましくもあります」
――織田信長について
「家康にとって織田信長は恩人である一方、恐ろしい存在でもあるという、非常に複雑な関係だと感じています。いまや家康は信長傘下の1人で、信長の命令は絶対です。現在の自分では信長を越えられないことに、どこか歯がゆさも感じているのではないでしょうか。信長を演じる小栗さんは、360度どこから見ても信長そのものです。目が合うとセリフが飛んでしまうほどかっこよくて、迫力と男らしさを感じます。ふだんは本当に優しくて人思いなお方です」

