女優の髙石あかりがヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(総合ほか)の第88回が4日に放送される。その見どころを解説する。
朝ドラ「ばけばけ」第88回(2月4日)ポイント
傷ついたトキを見たレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)激高
周囲の変化に疲弊する松野家
野津サワ(円井わん)&なみ(さとうほなみ)が駆けつける
朝ドラ「ばけばけ」第18週「マツエ、スバラシ。」(第86〜90回)これまでのストーリー展開(ネタバレあり)
ついに松野家が借金返済を完了した。借金取りの森山銭太郎(前原瑞樹)も加わり開催された完済パーティーを松江新報の記者、梶谷吾郎(岩崎う大)が取材。銭太郎によると、当初は少しずつだったが、ヘブンとトキが一緒になってから一気に返済が進んだという。翌朝、紙面に記事が載り、2人が夫婦になったことで全ての負債をヘブンが肩代わりしたかのように書かれていた。
新聞の影響でスター扱いされ、騒ぎになるのを防ぐため、トキたちは変装して外出するようになっていた。ある日、いつものように変装姿で外へ出たトキは、ヘブン一家グッズを売っていた店が商品を燃やす光景を目にする。「ラシャメン(異人の妾)だが」「おトキもおトキなら親も親だがねぇ」。町人の罵声を聞き、彼女は逃げるようにその場から走り去った。
世間のウワサに落ち込むトキ。心配した両親の司之介(岡部たかし)とフミ(池脇千鶴)が声をかけるが、司之介は顔にケガを負っていた。トキの追及に対し、牛乳配達中に転んだだけとはぐらかす両親に、トキとヘブンは違和感を覚える。玄関先で物音がして外に出ると、ヘブン一家グッズのトキのうちわに「ラシャメン」と落書きがされ、切り刻まれて捨てられていた。実は司之介も、言いがかりをつけられ喧嘩をしてきたという。そこへヘブンの通訳を務める錦織友一(吉沢亮)が来て、騒動の原因は、松江新報の記事ではないかと説明。梶谷が書いた記事により、トキが借金のかたに売られた妾だという誤解が広まっていた。フミはどうすれば疑念が晴れるのかと不安になるが、錦織にもいい策はない。そこへ梶谷がのこのこと現れ、自分もこのような事態になるとは思わなかったと弁解した。司之介は「おトキはラシャメンではないと明日の新聞に書け!」と激怒するが、梶谷はそれでは藪蛇だと躊躇(ちゅうちょ)。そのうえで「ならひとつ確認さしてごしなさい。おトキさんがほんとに、ほんとにラシャメンだないんですよね?」と念押しした。これにヘブンの堪忍袋の緒が切れ、「許さない…」とつぶやき、日本語で「デテイケ!」と叫んだ。トキは、これほど激昂したヘブンを初めて見た。
トキを産んだ雨清水タエ(北川景子)と息子の三之丞(板垣李光人)もトキたちのことを心配。松江中の生徒の間でもヘブン一家のことが話題になった。
トキとフミは変装して買い物に出るが、正体がバレ、何も売ってもらえない。さらには石を投げられ、トキはおでこを負傷してしまう。周囲に助けてくれる者はおらず、フミは誰の仕業だと声を荒らげるも、名乗り出る者はいなかった。
帰宅後、フミがトキを手当てしているところへヘブンと錦織が帰宅。ヘブンは羽織をかぶり、顔を見せようとしないトキをそっと抱きしめた。そしてゆっくりと立ち上がり、木刀を手にしながら「トメルナイ! ユルセルナイ!」。ヘブンの怒りは収まらず、外へ出た。玄関にはグッズのヴードゥー人形が捨てられており、それを静かに拾い上げ、出て行こうとするヘブンをトキが必死に止めた。
朝ドラ「ばけばけ」第88回 見どころ
梶谷の記事がきっかけで、ヘブンのラシャメンだと人々に勘違いされてしまったトキ。傷ついたトキを見て激高し自宅を飛び出すヘブンを、トキは気丈に引き留める。自分たちを見る人々の変わりように疲弊する司之介とフミ。錦織もかけつけるがトキの不安は晴れない。
そんななか、幼なじみのサワと友人のなみがトキのもとに駆けつける。
朝ドラ「ばけばけ」とは?
松江の没落士族の娘、小泉セツと、その夫で作家のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルとした物語。島根や熊本などを舞台に、怪談を愛し、何気ない日常を歩んでいく夫婦の姿をフィクションとして描く。脚本は「バイプレイヤーズ」(テレビ東京)や「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(総合)などで知られるふじきみつ彦氏。主題歌「笑ったり転んだり」をハンバート ハンバートが歌う。

