NHK連続テレビ小説「虎に翼」のスピンオフ「山田轟法律事務所」(総合、3月20日放送)に、俳優の平山祐介が出演する。演じるのは、レギュラーキャストとして本編を盛り上げた「カフェー燈台」のマスター、増野。放送当時、増野は、彼のもとで働いていた山田よね(土居志央梨)の口から戦時中に空襲で亡くなったと伝えられており、突然の“退場”は「生き延びてほしかった」「やっぱりと思ったけど、ショック」などと多くの朝ドラファンたちを悲しませた。本編では描かれなかった増野の知られざる物語が描かれる。
また、よねの姉、夏役で秋元才加が出演。森迫永依が連合国軍総司令部(GHQ)で通訳として働く寺田静子役、ドランクドラゴン・鈴木拓が上野署の刑事役、大谷亮介が上野の街を裏で取りしきる水谷役を演じる。
「山田轟法律事務所」とは?
「虎に翼」のヒロイン佐田寅子(伊藤沙莉)と大学で同期だったよねを中心に、戦後の焼け野原のなか、同じく大学同期の弁護士、轟太一(戸塚純貴)と2人で法律事務所を立ち上げるまでの知られざるエピソードを弁護士の視点から描く。
増野は、父(佐藤誠)に女郎として売られそうになって故郷から逃げ出し、姉の夏(原愛音)を頼って上京してきた幼いよね(早瀬憩)を「カフェー燈台」で住み込みで働かせ、面倒を見てきた心やさしい存在。スピンオフでは、よねとともに空襲から避難するなかで重傷を負い、ひん死の姿で登場する。また、よねと生き別れになっていた夏は、カフェー燈台を訪れ、増野に進駐軍相手の新しい商売を持ちかける。
「山田轟法律事務所」あらすじ
よねは、空襲でひん死の重傷を負った増野をリヤカーで運んでいた。敗戦に打ちひしがれ、無秩序と差別が渦巻く上野の街で、これまで学んできた法は無力に思え、よねの心は徐々にすさんでいく。
生き別れていた夏と再会するものの、2人の心はすれ違ったまま。そして夏を理不尽な暴力が襲う。よねは犯人を追うが、闇市を支配する勢力のうごめきに増野も巻き込まれ、真相は闇に葬られてしまう。
絶望のなか、新聞で目にした憲法十四条を怒りに突き動かされるように壁に書き記したよね。やがて轟との再会を機に、法律事務所を開設し、追い詰められた人々の事件に立ち向かっていく。

