陽性強化法の活用方法
1.名前を呼んだら近くに来るようにする
猫の名前を呼び、こちらを向いたり近寄ってきたりした瞬間に、褒めてごほうびをあげましょう。「名前を呼ばれる=嬉しいことが起きる」と覚えることで、しっかり呼び戻しができるようになります。
2.決められた場所で爪とぎをしてもらう
爪とぎ器で爪をとげたときに、すぐに褒めてごほうびをあげます。壁やソファーではなく「ここで研ぐのが正解だよ」と教えてあげることで、困った場所でのイタズラを自然に減らしていくことができます。
3.体のお手入れを嫌がらないようにする
ブラッシングや爪切りなどの際、少しでもじっとしていられたら褒めてごほうびをあげます。「これを我慢すれば良いことがある」と理解してもらうことで、日々のお手入れをスムーズに受け入れてくれるようになります。
4.自分からキャリーバッグに入るようにする
キャリーバッグに入ったらごほうびをあげる練習をしておくと、猫が自分から中に入るようになります。これは普段の通院だけでなく、災害時の避難でも非常に役立つ大切な「しつけ」です。
猫の陽性強化法で心がけること
すぐごほうびをあげる
猫が「今、これをしたから褒められたんだ!」と理解できる時間は、驚くほど一瞬です。行動の直後、できれば0.5秒以内に褒めるのが理想です。タイミングが遅れると、別の行動を褒めていることになってしまうので、おやつはすぐに手渡せる準備をしておきましょう。
環境を整えておく
例えば、爪とぎ器で爪をといでほしいなら、まずは家具にカバーをしたり、猫が好む場所に爪とぎ器を置いたりして「正解」を出しやすい状況を整えてあげます。猫が迷わず正解を選べるようにサポートしてあげることが、陽性強化法の成功のポイントです。
完璧を目指さず、スモールステップで
人間と同じで、猫もいきなり難しいことはできません。最初から100点を目指すのではなく、少しずつ「できた」を積み重ねていきましょう。もちろん、飼い主さんも、思い通りにいかなくてイラッとしてしまうこともあると思います。もしうまくいかないときは、一旦お休みするなどして、気負いすぎず、愛猫と一緒に成長していく過程を楽しみましょう。

