ミラノ・コルティナ冬季五輪は6日(日本時間7日未明)に開会式を迎える。そんな4年に1度開催されるウインタースポーツの祭典が2030年に大きく様変わりするかもしれない。4日、ミラノで行われた国際オリンピック委員会(IOC)の総会で、一部夏季競技の冬移行を検討していることが分かったからだ。この報道を受けて、SNSでは冬季五輪で見たい“夏競技”を挙げる人が続出した。
IOCの冬季五輪開催委員長でプログラム作業部会長を務めるカール・シュトス氏が明らかにしたもので、夏季大会の肥大化抑制が狙いだという。プログラム作業部会は昨年9月にIOCのカースティ・コベントリー会長が設置したワーキンググループの一つで、五輪の公式サイトでは、伝統的な夏季競技と冬季競技の併催の可能性についても検討するとしている。
ロイター通信によると、有力候補として陸上競技や自転車競技が挙げられることが多いという。国際自転車競技連合(UCI)のダビド・ラパルティアン会長は「気候変動が進むなかでも、シクロクロスなどの冬季競技を大会に組み込むことは、二つの理由から有益だと確信している」と競技の具体名を挙げてコメントしている。
「海やプール入るもの以外 全部」「冬は冬で大変そう」
スポーツファンからはどの競技が冬にふさわしいか意見が相次ぎ、SNSには
「マラソンなんか灼熱の夏にやるよりも冬の方がいいかもしれない」
「サッカーやラグビーのような酷暑でやるには厳しいスポーツは移動してほしい」
といった、近年の猛暑による選手への負担を考慮した意見が目立った。また、実施環境の観点から
「室内競技なら影響が少ない」
「海やプール入るもの以外 全部冬でいいのでは?」
と、大幅なスケジュールの再編を肯定的に捉える声も多い。
一方で、運営面や制度、大会の定義への注文も。
「ボクシングも冬に移行してもいいよ。 その代わり階級増やしてくれ」
「そこまでやるなら夏季オリンピックって言わなきゃ良いのに」
といった指摘も見られた。さらに、
「マラソンと競歩は候補に上がりそうだけど、開催地によっては冬は冬で大変そう」
「所属チーム意向で不参加は爆増しそう」
と現実的な課題を懸念する投稿も寄せられた。
ミラノ・コルティナ五輪は90を超える国・地域から選手たちを迎え、8競技116種目を実施。2028年ロサンゼルス夏季五輪では野球・ソフトボールなど追加5競技を含めた史上最多の36競技が行われる。

