女優の髙石あかりがヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(総合ほか)第19週「ワカレル、シマス。」(第91〜95回、演出:村橋直樹氏)の放送が9日から始まる。その見どころを解説する。
「ばけばけ」第19週「ワカレル、シマス」(第91~95回)ポイント
・レフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)が松江を離れたいと言い出す
・トキはヘブンの考えに反発
・司之介(岡部たかし)やフミ(池脇千鶴)の両親、雨清水タエ(北川景子)らの反応は?
朝ドラ「ばけばけ」第18週「マツエ、スバラシ。」(第86〜90回)これまでのストーリー展開(ネタバレあり)
松野家は、父の司之介(岡部たかし)が作った莫大な借金をついに完済。一家は一家は長年の苦労から解放されたかに思えたが、その事実が松江新報で報じられると、トキが借金のかたに売られ、ヘブンのラシャメン(異人の妾)になったという誤解が広まってしまう。事実無根の内容だったが、ウワサは瞬く間に広がり、これまでスター扱いされてきた松野家への視線は一変した。街では心ない中傷や嫌がらせが続き、家の前にはゴミが投げ込まれ、罵声を浴びせられる日々が始まる。ある日、外出したトキは石を投げつけられ、額に傷を負ってしまった。この騒動を心配し、親友の野津サワ(円井わん)らが駆けつけてトキを励ました。さらにヘブンも仲間を連れて帰宅。自分たちを気遣ってくれる人々の温かさに触れ、「マツエ、スバラシノマチ、スバラシイノヒトタチ。ヤッパリスキ」と笑顔を取り戻した。
一時は心穏やかな時間を過ごせたものの、騒動はなかなか収まらなかった。しかし十日ほどが過ぎたころ、突然、嫌がらせは止んだ。その背景にあったのは、島根県知事の江藤安宗(佐野史郎)に浮上した「食い逃げ疑惑」。これも完全な誤報だったが、世間の関心がそちらに移ったことで、松野家への批判は自然と薄れていった。
平穏が戻るなか、ヘブンは自分と結婚したことでトキを傷つけたのではないかと謝罪した。しかしトキは「ヘブンさんと一緒になってよかったです」と微笑み、後悔はないと伝えた。やがて騒動は完全に収束。ヘブンの通訳を務める錦織友一(吉沢亮)は、松江中の校長就任を生徒たちに報告した。トキの傷も癒え、夫婦は久しぶりに夕暮れの湖畔を散歩し、変わらぬ松江の美しさをかみしめた。
その後、ヘブンは帝大のチェンバース教授に手紙を書き、自身の「お願いごと」を伝えた。そんな折、トキは久しぶりに金縛りに遭い、心を落ち着かせるため、久しぶりに母のフミ(池脇千鶴)に怪談を語ってもらった。松江にまつわる悲しい話を聞き、トキは静かに涙を流した。
数日後、米国からヘブン宛に大きな荷物が届く。中身はヘブンが執筆した「日本滞在記」。書籍は無事出版され、本国での売れ行きも好調だという。この知らせに、家族は大喜び。錦織も「コングラチュレーション!」と祝福した。そんななか、司之介は牛乳配達の仕事を辞めたと報告。フミは長年の労をねぎらった。
そんなある日、ヘブンはトキと一緒に買い物に出かけた。その帰りに「マツエ、サムイ、マツエ、ジゴク…」と切り出し、「トキサン、ワタシ、ジブン、ココロ、キク、シマシタ。マツエ、ハナレル、シマショ」と伝えた。突然の申し出にトキは「え…」と絶句した。
朝ドラ「ばけばけ」第19週「ワカレル、シマス」(第91~95回)見どころ
松野家を襲った騒動もひと段落。トキとヘブンは再び平和な日常を歩き出していた。しかし、突然ヘブンが「マツエ、フユ、ジゴク。ハナレルシマショ」と松江を離れたいと言い出す。同意も納得もできないトキの反発を受けるが、ヘブンは司之介やフミ、そして義祖父の勘右衛門(小日向文世)、遠戚の雨清水タエ(北川景子)たち家族にも、一緒に松江を離れないかと問いかける。
朝ドラ「ばけばけ」とは?
松江の没落士族の娘、小泉セツと、その夫で作家のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルとした物語。島根や熊本などを舞台に、怪談を愛し、何気ない日常を歩んでいく夫婦の姿をフィクションとして描く。脚本は「バイプレイヤーズ」(テレビ東京)や「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(総合)などで知られるふじきみつ彦氏。主題歌「笑ったり転んだり」をハンバート ハンバートが歌う。

