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2026年バレンタイン商戦は“ご自愛”が焦点に カカオ高騰で「チョコ以外」や「国産」増加

2026年バレンタイン商戦は“ご自愛”が焦点に カカオ高騰で「チョコ以外」や「国産」増加

◆パティシエに会える“推し活”

松屋銀座では、国産素材を使った国内ブランドの取り扱いを前年から3割増やし、日本食材の魅力を伝える。さらに今年はイートインと実演販売を過去最高の23ブランドに増やし、会場でしか味わえない体験価値の提供に力を注ぐ。

銀座の“地の利”を生かす初の試みとして、パティシエが目の前で仕立てる予約制のデセールコースを設け、従来よりも単価を引き上げる。平瀬祥子氏(レストランローブ)による「ムニュカカオ」はアルコールペアリング付き、税込1万8700円。松屋銀座食品部食品二課MD担当バイヤーの小泉翔氏は、「イートインは、パティシエに会える“推し活”要素と相まって毎年人気が高い。当社らしい企画として話題を喚起したい」と話す。

商品を詰め合わせて自分用のギフトが作れる「お菓子クラブ缶」

また、イトーヨーカ堂では、“百貨店に次ぐ、品ぞろえ”を掲げ、二極化対応、即食簡便、新しい価値提案、地域・個店与件対応を軸に組み立てる。前年よりも取り扱いアイテム数を約1割増やした。地域や客層にあわせてアイテムを選定し、グループ180店舗・180通りの売り場を提供する。

2020年以降、1店舗あたりの売り上げは伸びており、25年の既存店売上金額は20年比で40%増加した。「自家需要を中心に購買意欲の高い消費者が多い。チョコレート価格の高騰が続く中、今後も市場の拡大が見込まれる」(イトーヨーカ堂)。

◆メーカーは手作り需要を喚起

プレミアムガーナ 生チョコレート 〈アンフィニマン ヴァニーユ〉

流通菓子メーカー各社では、日常生活に根ざした施策を展開していく。ロッテは、プレミアムガーナシリーズから、昨年好評だったピエール・エルメとの限定コラボ品を発売する。「生チョコレート アンフィニマン ヴァニーユ」については、バニラ風味をより感じられる品質に改良した。全3種。

専門店品質をコンセプトとする同シリーズは、「自己投資の一つと捉えられ、好調に推移している」(マーケティング本部 ガーナブランド課の山口洸也氏)とし、さらなる拡販をめざす。

明治はサンリオキャラクターズとのコラボで手作り需要を喚起(景品は無くなり次第終了/(C)’26SANRIO CO., LTD. APPR. NO. L663985)

例年同様、板チョコを使った手作り提案も盛んだ。ロッテは、ガーナホワイトにいちごパウダーを練り込んだピンク色のガーナチョコレートを発売する。明治は、板チョコを3枚購入すると、サンリオのキャラクターのチョコ型をプレゼントする企画を実施する。節約志向を取り込みながらSNS映えを訴求していく。

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