WBC D組展望 ベネズエラがドミニカ共和国に勝つ可能性は十分 日本、準々決勝でいきなりスター軍団との対戦も…

WBC D組展望 ベネズエラがドミニカ共和国に勝つ可能性は十分 日本、準々決勝でいきなりスター軍団との対戦も…

3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する各チームのメンバーが5日に発表された。メンバー未発表の1月の段階で予想メンバーをもとに「勝手にプール勝ち上がり予想」とのタイトルで各組の勝ち上がりを予想したが、正式なロースターをもとに改めて各組の勢力図を分析し、確定版として各組の勝ち上がりを予想した。第1回は米フロリダ州マイアミで開催されるD組(ベネズエラ、ドミニカ共和国、オランダ、イスラエル、ニカラグア)を紹介する。

どちらかが準々決勝で日本と対戦の可能性大

C組の日本は1次リーグを勝ち抜くと、この組を勝ち上がったチームと対戦する。D組の行方は日本の連覇への道にも大きく関わってくる。

1月の段階ではドミニカ共和国に◎、ベネズエラに○の印を打った。他の組では▲の印まで付けたが、この組だけはドミニカ共和国とベネズエラの突破で間違いないと予想した。この考えは正式ロースターの発表を受けても変わっていない。

3大会ぶりの優勝を目指すドミニカ共和国は、フアン・ソト外野手(27)=メッツ、ウラジーミル・ゲレロJr.内野手(26)=ブルージェイズ、フェルナンド・タティスJr.外野手(27)=パドレス=らスター選手をズラリとそろえた。30人中、29人が昨季メジャーでプレーしており、オールメジャーリーガー編成の米国に次いでMLB所属選手の割合が高い。

ベストに近い編成をしたベネズエラ

前回4強で初Vを目指すベネズエラも負けていない。こちらは25人がメジャーリーガーで、全体3番目。ロナルド・アクーニャJr.外野手(28)=ブレーブス=を筆頭に、エウヘニオ・スアレス内野手(34)=レッズ、キャプテンのサルバドール・ペレス捕手(35)=ロイヤルズ=ら実力者を揃えた。ホセ・アルテューベ内野手(35)=アストロズ、ヘスス・ルサルド投手(28)=フィリーズ=をチームに加えることはできなかったが、政情不安もある中でベストに近いチームを編成した。なお、ルサルドは指名投手枠に入っており、準々決勝以降からチームに加わる可能性もある。

この2チームははっきり言って、優勝候補だ。ここに日本、米国の優勝経験国を加えた4チームが今大会のトップコンテンダーと予想する。

ドミニカ共和国とベネズエラは3月11日の1次リーグ最終戦で対戦する。この時点で東京ドーム開催のC組の順位は決定しているため、この試合は日本の相手を決めるためのゲームと言っていい。日本が1位通過する前提だと、勝った方が台湾か韓国と、負けた方が日本と準々決勝で対戦することになる。

戦力の層ではドミニカ共和国に軍配も、一発勝負では…?

チーム戦力の“層”で言えば、ドミニカ共和国の方が勝るものの、一発勝負でどちらが勝つかとなると五分五分だ。スター軍団のドミニカ共和国だが、前回大会は1次リーグ敗退、17年大会も2次リーグ敗退と過去2大会で通算6勝4敗。全勝優勝した2013年大会以外はパッとした成績を残せていない。ベネズエラは政情不安の母国にいいニュースを届けたいという思いもあり、チームとしての結束力はかなり高いだろう。

ともに1次突破を決めた状況で最終戦を迎えた際に、なにがなんでも日本戦を回避することを優先するのか? 準々決勝を見据えた選手起用をするのか? というチーム戦略も出てくる。日本としてはC組で圧倒的な強さを見せつけ、両チームに最終戦に全力で挑まなければならないと思わせることができるかが重要になる。

D組の他の3チームの中でもっとも実績を残しているのは17年大会4強のオランダだ。ザンダー・ボガーツ内野手(33)=パドレス、ジュリクソン・プロファー外野手(32)=ブレーブス、ディディ・グレゴリウス内野手(35)=元ヤンキース=と17年大会で日本とタイブレークの死闘を演じたメンバーがいまだにチームのコアになっており、世代交代が進んでいない。注目の左右両投げ投手のジュランジェロ・サインチェ投手(22)はロースター発表直前にマリナーズからカージナルスへトレードされたこともあり、選外となった。

イスラエルはなんと30人中29人が米国生まれで、自国出身者はアッサフ・ロウェンガルト外野手(27)=FA=のみ。ハリソン・ベイダー外野手(31)=ジャイアンツ=らユダヤ系米国人選手がチームの中心を担う。

2度目の本大会出場のニカラグアは米国生まれのマーク・ビエントス内野手(26)=メッツ、コロンビア生まれのジーター・ダウンズ内野手(27)=ソフトバンク=ら他国出身者も加えて、初勝利を目指す。

配信元: iza!

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