ミラノ・コルティナ冬季五輪第3日が8日(日本時間9日)に行われ、フィギュアスケート団体男子フリーで、世界王者イリア・マリニン(米国)が200.03点をマーク。この種目の首位に立ち、米国の2大会連続金メダル獲得に貢献した。しかし演技終盤に、マリニンが”バク宙”を披露したことに驚く人が相次ぎ、「バックフリップ」がSNSにトレンド入り。往年の選手を思い出すなど、さまざまな反響が寄せられた。
危険を考慮し、禁止も2024年に解禁
この日のマリニンは、冒頭で4回転半ジャンプを回避。さらに予定していた4回転ループが3回転ループに、4回転ルッツも着氷が乱れ、コンビネーションにできなかった。ミスが目立つなか、マニリンは終盤でバックフリップを敢行。会場は大いに盛り上がり、ムードは最高潮となった。
バックフリップは、頭などから転倒するリスクや氷を傷つける可能性が高い技として禁止され、競技で実施すると2点減点されていた。しかし、2024年に国際スケート連盟(ISU)がルールを改正し、演技の幅を広げることや観客を魅了するパフォーマンスとして解禁。ただし技術点の加点はなく、演技構成点での評価となる。
五輪でしかもフィギュア団体という日本の注目競技、金メダルがかかる早朝の競技を多くの人がテレビで試合を視聴。ジャンプに不安のあったマニリンがバックフリップを完璧に決めたことに驚く人は多く、SNSには
「鳥肌立った」
「バックフリップやっててビビった」
「片足でバックフリップて」
「感動した」
と反応。一方で、マニリンは、解禁直後からバックフリップを演技構成に入れているが、一昨年に解禁されたと知らなかった人も多く
「えっ、いつからバックフリップしてよくなったの?」
「OKになったの?」
「エキシビションで見るイメージだった」
と驚く声や
「演技として必然性がない」
「氷が傷つくから最終滑走の時だけにして」
「何でこれをオッケーにしてしまったのか理解しかねる」
と不快に感じる人も少なくなかった。
またバックフリップといえば、1998年長野五輪でスルヤ・ボナリー(フランス)が日ごろから採点の公正性に不満を抱いていたこともあって、女子シングルのフリーで”禁止技”を強行したエピソードは有名だ。当時を知る世代は
「ボナリーを知る世代としては、マリニンのバックフリップ見る度に隔世の感を禁じ得ない」
「OKならボナリー金メダルとれたかもしれんよな」
「バックフリップといえば伝説のボナリー」
といったコメントが散見された。

