女優の髙石あかりがヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(総合ほか)。11日に放送される第93回の見どころを解説する。
朝ドラ「ばけばけ」第93回(2月11日放送予定)ポイント
レフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)の話を聞いた錦織友一(吉沢亮)翌朝、驚きの姿で迎えに
雨清水タエ(北川景子)・三之丞(板垣李光人)親子と松野勘右衛門(小日向文世)が相談
タエと勘右衛門は「トキの様子」が気になる
朝ドラ「ばけばけ」第19週「ワカレル、シマス。」(第91~95回)これまでのストーリー展開(ネタバレあり)
ある晩、夫のヘブンは暖かい熊本で英語教師をしたいとトキに提案した。松江を離れたくないトキは「私は行きません!」と激昂し、家族との別離を拒絶する。ヘブンは親族全員を連れて行くと説得するが、トキは「ひとりでも反対したら、私も、行きませんけん」と言い張った。
一方、ヘブンの通訳を務める錦織は弟の丈(杉田雷麟)から帝大進学の希望を聞く。彼が松江中の校長就任を決めたのは、ヘブンが在籍する同校の看板を使い弟たちを導くためで、錦織は「俺とヘブン先生が帝大に連れていく。お前はとにかく、勉強を頑張れ」と丈を鼓舞した。
翌朝、ヘブンは義両親の司之介(岡部たかし)とフミ(池脇千鶴)に移住の意向を伝える。司之介は困惑しつつも、ヘブンがいなくなれば長屋暮らしに戻ると危惧し、返事を先送りにした。即断で断ることを予想していたトキは、父の態度に驚いた。
トキは相変わらず外出時に顔を隠すショールを巻いており、フミはそんな娘を心配そうに見送った。ヘブンを迎えに来た錦織は校長の仕事に意欲を見せ、「島根の教育はもっともっと素晴らしく、他県の追随を許さんものになりますよ」と饒舌に語る。司之介は「校長だけに絶好調だのう」とダジャレで応じ、笑い合う2人をヘブンは複雑な心境で見つめた。
この日もトキはショール姿で実母のタエの家を訪ねた。すでに祖父の勘右衛門も来ており、共にトキの姿を気にした。ヘブンはあいさつのあと「マツエ…ハナレル…シマセンカ?」と切り出し、熊本行きを提案した。松江が大好きだというトキは「おじじさまもママサンも行きたくはございませんよね?」と不機嫌になるが、タエは「せっかくのご好意ですから、無下にはしたくないとは思いますよ」と返し、息子の三之丞に聞いてみると答えた。勘右衛門も妻のタツ(朝加真由美)に相談するという。予想外の反応にトキは釈然としなかった。
帰宅後、司之介が不意に「ええぞ、わしらは」と言いだし、フミは「だけんあれ、熊本」と続けた。彼は武士をやめ借金を抱え、その後、異人と暮らすなど、いつのまにか生活の変化を面白いと感じるようになっていた。フミは司之介の思いを尊重。 夫婦の意見としてついて行くとし、「もちろん、あなたのそばにおりたいけんね」と述べた。トキは思いがけない展開に戸惑った。
その頃、錦織は同中に赴任した同級生の庄田多吉(濱正悟)に感謝し、「あとは1人でも多くの帝大生を出していきたい。私のような、惨めな思いはして欲しくないからな」と素直な思いを吐露。しかし直後、島根県知事の江藤安宗(佐野史郎)に呼び出され、「キミは先生の隣で一体、何を見ちょう?」と詰められる。
江藤からヘブンの移住話を聞いた錦織は高見縄手へ急ぎ、「知事から聞きました…。熊本、ご冗談ですよね?」と確認した。ヘブンは「家族全員の意見を聞いてから錦織さんに話そうと…」と答え、松江の寒さを理由に挙げた。信じられない錦織は必死で真意を聞き出そうとするが、ヘブンは「ゴメンナサイ…。マツエ、サムイ、ソレダケ」と語るのみ。錦織の心情を察したフミはたまらず謝罪し、彼は言葉を詰まらせた。
朝ドラ「ばけばけ」第93回 見どころ
松江を離れたいと錦織に告げたヘブン。翌朝、迎えの時間を過ぎても現れない錦織に、ヘブンは不安をおぼえる。そんななか、やっと現れた錦織の姿にトキとヘブンは驚く。
一方、タエ、勘右衛門、三之丞は熊本に行きたいというヘブンの提案について話し合う。タエと勘右衛門の話は、次第にトキの様子に変わっていく。
朝ドラ「ばけばけ」とは?
松江の没落士族の娘、小泉セツと、その夫で作家のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルとした物語。島根や熊本などを舞台に、怪談を愛し、何気ない日常を歩んでいく夫婦の姿をフィクションとして描く。脚本は「バイプレイヤーズ」(テレビ東京)や「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(総合)などで知られるふじきみつ彦氏。主題歌「笑ったり転んだり」をハンバート ハンバートが歌う。

