WBC B組展望 米国が強いのは当然、今大会のサプライズチームはイタリアかもしれない メキシコ-伊は勝ち上がりをかけた一戦に

WBC B組展望 米国が強いのは当然、今大会のサプライズチームはイタリアかもしれない メキシコ-伊は勝ち上がりをかけた一戦に

3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する各チームのメンバーが5日に発表された。メンバー未発表の1月の段階で予想メンバーをもとに「勝手にプール勝ち上がり予想」とのタイトルで各組の勝ち上がりを予想したが、正式なロースターをもとに改めて各組の勢力図を分析し、確定版として各組の勝ち上がりを予想した。第2回は米テキサス州ヒューストンで開催されるB組(米国、メキシコ、イタリア、英国、ブラジル)を紹介する。

米国は野手は主将のアーロン・ジャッジ外野手(33)=ヤンキース=を筆頭に、ボビー・ウィットJr.内野手(25)=ロイヤルズ、カイル・シュワバー外野手(32)=フィリーズ=と今回もスター選手をそろえた。課題だった投手陣もポール・スキーンズ(23)=パイレーツ、タリク・スクバル(29)=タイガース=と2025年両リーグのサイ・ヤング賞投手をそろえるなど、過去最強と言っていいメンバーを編成した。

今大会の優勝候補の筆頭は米国、次いでドミニカ共和国、日本、ベネズエラの4チームと考えているが、組み合わせ上その4チームのうち1つは準々決勝で姿を消す。

つまり、今大会はA、B組のどこかがサプライズチームとなる可能性があるということだ、その候補のひとつがB組のイタリアだ。

イタリア、8強の前回上回る豪華メンバー

8強入りした前回大会にも出場したビンセント・パスクアンティノ内野手(28)=ロイヤルズ=がキャプテンを務め、ジャック・カグリオン外野手(22)=同、アーロン・ノラ投手(32)=フィリーズ=ら前回よりメンバーを大幅に強化。30人中21人がメジャーリーガーの編成で、MLB所属選手の数で言えば米国(30人)、ドミニカ共和国(29人)、ベネズエラ(25人)に次ぎ4番目だ。

1月時点ではダークホースとしていたが、メンバー発表を受け、考えを改めた。メキシコに打っていた○をイタリアに打ち、メキシコを▲とすることにした。

1月時点の印:◎米国、○メキシコ、▲イタリア

メンバー発表後:◎米国、○イタリア、▲メキシコ

前回大会の準決勝で日本と激闘を繰り広げたメキシコもメジャーリーガー20人とイタリアとほとんど差はない。1月の予想でメキシコをイタリアより上に置いた理由は、正直に言って、前回大会の準決勝の印象に引っ張られたからだ。

メキシコ、先発投手陣に不安 伊との戦績も0勝2敗

ランディ・アロザレーナ外野手(30)=マリナーズ、アレハンドロ・カーク捕手(27)=ブルージェイズ=ら野手にスター級の選手がそろうものの、先発投手陣に不安がある。米国の圧倒的戦力を考えると、3月11日の最終戦のイタリア-メキシコが勝ち上がりをかけた一戦になる。イタリアは過去のWBCのメキシコ戦で2戦2勝と得意にしており、いずれも九回にイタリアが大逆転勝ちするという劇的な試合だった。メンバーと過去のデータを考えると、イタリアがわずかにメキシコを上回ると見て、イタリアが3勝1敗の2位で準々決勝に進出すると予想する。

もっともメキシコは、米国との直接対決で3勝1敗としており、負けたのは2006年の第1回大会の1次ラウンド初戦のみと米国を得意としている。

データ通りなら、3勝1敗で3チームが並ぶことも考えられないわけではないが、今回の米国はそんなデータすらも関係ないレベルのメンバーをそろえている。米国は順当に4連勝で1位突破を決めるだろう。

ブラジルー英国の直接対決は次回大会ストレートインかけた勝負に

英国はバハマ生まれのジャズ・チザムJr.内野手(28)=ヤンキース、2025年にメジャーデビューも果たしたハリー・フォード捕手(22)=ナショナルズ=が出場するものの、この組の3強とは大きな戦力差がある。

ヤクルトの松元ユウイチヘッドコーチ(45)が監督を務め、ボー・タカハシ投手(28)=西武、エンゾ・サワヤマこと沢山優介投手(22)=ヤマハ=のほか、阪神の伊藤ヴィットル通訳(30)が遊撃手として出場するなど日系人がチームの中心を担う。日本人としては応援したくなるチームだが、3強からアップセットを狙うのは現実的に難しい。

3月9日のブラジル-英国の直接対決が次回大会の本戦ストレートイン枠をかけた大一番となる。

配信元: iza!

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