私は母の代わりに祖母と暮らして育ちました。生理についてなど、性教育について祖母から学ぶことはなく、むしろわが家ではタブー視されていたように思います。そんな中で育った私は……。
性教育がタブー視されていたわが家
幼いころから母親がいない環境のなかで育ってきた私。そのため、母親に代わってずっと私の世話をしてくれたのが、一緒に暮らしていた祖母でした。
そんな祖母との生活で困ったことがありました。小学3年生のとき、自分の体の変化について気になった私は、図書館で関連書籍を借りて持ち帰ってきたことがありました。その本を読んでいた際、祖母が私に向かってはっきり、こう言ったのです。
「そんな、いやらしい本を読んで」と。
生理についてしっかり理解しないままで
祖母がどんな意図をもって言ったのかは、大人になった今もわかりません。けれど、この言葉を聞いた私は、幼いながらに「家で性に関する話題を出すことはタブーなんだ……」と感じてしまいました。そしてこのとき以降、家では生理の話題などを絶対出さないようにしたのです。
しかし私の体にも当然変化が起き、初潮を迎えました。その際も、祖母からは最低限の「生理がきたらナプキンを着ける、使用済みナプキンは捨てる」といったことだけしか教えてもらえませんでした。
その後、中学生になると、生理がきて体に変化があらわれた友だちが増えました。女子の会話の中で生理や体の変化について話題に挙がることもあり、そこで感じたのは「会話についていけない」ということ。
とはいえ、「何も知らない」と思われるのも恥ずかしく、知っているようなふりをして、みんなの話に合わせて相づちを打つのみでした。

