学校からプリントもらってない? 明日までの提出物はない? はたして親の言葉は子どもに届いているのでしょうか? 日々同じことをくり返し言っているような気がします。
今回は筆者の友人B子の話をお届けします。
日々息子に振り回される母
B子には小学生の息子U介くんがいます。B子は息子が小さい時から、
「ドアは開けたら閉める! ゴミはゴミ箱に捨てる!」
とその都度言い続けていましたが、そんなことはおかまいなしのU介くん。
ついつい開けっぱなし、出しっぱなし、置きっぱなしの毎日です。
B子は内心、
「何百回言っても変わらない。私の言葉は、右から左へ通り抜けているだけなんじゃ……」
と不安になることも。
そんなある日、U介くんの診察のために2人で耳鼻科を訪れました。
診察が終わり、会計を済ませ外に出ようとした時のことです。
またしてもドアを
出入り口のドアを開けて、まずB子が外に出ました。
続いてU介くんが出てきますが、ドアを閉めず大きく開いたままその場で立っています。
「こら! 早く閉めなさい!」
B子はすかさず声をかけましたが、その時。
院内から車椅子の男性とそれを押す女性が出てきました。
U介くんはドアが閉まらないように、自らの体で押さえていたのです。
あっ!
B子は思わず口元を押さえました。
車椅子の方々が出たのを見届けてから、U介くんはゆっくりドアを閉めました。

