笑顔なしの塩対応に顔面蒼白
その瞬間、Aさんは悟りました。
ここは「入試」という厳粛な場であり、いつもの学校行事の延長ではないのだと。
先生のプロとしての「公私の線引き」を、親である自分だけが踏み越えてしまった恥ずかしさを感じたのです。
「子どもの入試の邪魔だけはしたくない……」
面談後、Aさんは真っ青な顔で猛省していました。
「親しき仲にも礼儀あり」。どんなに親しい間柄であっても、その場にふさわしい節度ある態度を忘れてはいけないのです。親の慢心や馴れ馴れしさは、時として子どもの足を引っ張ることになりかねません。
Aさんの失敗は、私にとっても背筋が伸びる教訓となったのでした。
【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

