ミラノ五輪 日本ジャンプ陣に悲劇…二階堂蓮の138.5m大ジャンプが幻に 「テストジャンパー」トレンド入りの理由は

ミラノ五輪 日本ジャンプ陣に悲劇…二階堂蓮の138.5m大ジャンプが幻に 「テストジャンパー」トレンド入りの理由は

ミラノ・コルティナ冬季五輪が16日(日本時間17日)行われ、今大会から始まった新種目のジャンプ男子スーパー団体(ヒルサイズ=HS141メートル)に小林陵侑、二階堂蓮が日本チームとして出場。悪天候のため3回目が途中で中止され、2回目終了時点の得点を採用。日本は合計535・2点で6位に終わった。しかし3回目の第1グループで飛んだ二階堂が138・5メートルの大ジャンプを披露。一時メダル圏内の暫定2位に浮上したが、幻に終わったことを悔やむネットユーザーが続出。「テストジャンパー」というワードがトレンド入りした。

歓喜から一転。二階堂蓮の「幻の138.5メートル」

各国が1人3回、2人合計6回の合計得点で競う種目だが、日本の1回目は1番手の二階堂が131.5メートル、2番手の小林が129メートルを記録して5位スタート。挽回を狙った2回目では、2人とも130メートルを超えるジャンプをマークしたが、順位を6位に落とした。上位8チームで競われた最終3回目に登場した二階堂が138.5メートルの大ジャンプを決め、暫定2位に浮上。逆転でのメダル獲得は小林に託された。

しかし、突然の大雪で天候が悪化。ジャンプ台に積もった雪をスタッフが懸命に送風機で除去するも、中断が繰り返された。2人目の残り3人となった時点で競技続行不能と判断され、中止が決定。小林を含む3人が3回目を飛べず、3回目の得点は無効となり、二階堂の大ジャンプも幻に。2回目の時点で順位確定となり、日本は6位に終わった。金メダルへ意欲を見せていた二階堂はまさかの幕切れに、「これがオリンピックっすね。そう思うしかないですよね」と笑みを浮かべ、「悔しさを通り越して、むしろ前向きになってますよね」と、2回目までに結果を出せなかったことを新たな課題と捉えた。

一方で、3回目に挑戦できなかった小林は「飛びたかったんですけどね。5分でも待っていれば、できる状況だったので。悔しいっすね」と、運営の早すぎる判断に首をひねった。

日本ジャンプ陣が悪天候でメダルの行方を左右した展開といえば、1998年長野五輪がある。岡部孝信、斎藤浩哉、原田雅彦、船木和喜の最強布陣で臨んだ日本だったが、1本目を終わって4位とメダル圏外に沈んだ。2本目で逆転を狙うなか、天候が悪化し、競技続行の是非が検討された。続行の可否を判断するために投入されたのが、25人のテストジャンパー。その中の一人で、リレハンメル五輪の代表だった西方仁也が123メートルとK点越えの大ジャンプを成功させ、競技再開が決定した。このことを思い出す人は多く、SNSには

「長野の時のようにテストジャンパーはいなかったのかな」

「一人も転倒する事なく25人黙々と飛び続け続行可能を証明したテストジャンパーたちが甦る」

「テストジャンパー達が命懸けのジャンプを成功させてくれたから日本は逆転金メダルを取れた」

「あの時のテストジャンパーさん本当にありがとう」

と、改めて感謝を述べるコメントが続々と寄せられた。

一方で数分後には天候が回復したため

「キャンセルの5分後には天候好転。今どきは天気予報や雨雲レーダーがあるよね。何で予測出来なかったのか謎」

「天候急変で中止になったのはとても残念」

「日本が2位に浮上したため運営側が雨雲レーダーを無視して競技を打ち切りにした?」

と疑念を抱く人もいた。

「スーパー団体」とは?

ミラノ・コルティナ五輪から新たに採用。従来の団体戦が4人で行われたのに対し、2人で出場する。

1チーム「2名」編成

従来の団体戦は1チーム4名だったが、スーパー団体は2名で構成。これにより、選手層が薄い国でも参加しやすくなり、競技の普及と国際的な競争力を高める狙いがある。

「計6回」の合計得点で競う

1人3回ずつ、チーム合計で6回のジャンプを行い、その合計得点で順位を決定。1人でもミスをすれば大きく順位を落とすため、最後まで息の抜けない展開が魅力。

サバイバル形式のノックアウト

全チームが飛べるのは1回目のみ。2回目へ進めるのは上位12チーム、最終3回目へ進めるのはさらに絞られた上位8チームのみ。

配信元: iza!

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