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「ストレスが原因で胃腸炎」を発症することはあるの?【医師監修】

「ストレスが原因で胃腸炎」を発症することはあるの?【医師監修】

ストレスによる胃腸炎の検査・治療方法とセルフケア

ストレスによる胃腸炎の検査・治療方法とセルフケア

病院では胃腸炎の原因をどのように突き止めますか?

病院では、まず症状の経過や生活状況について確認します。発熱や血便の有無、周囲で感染症が流行していないかなどを踏まえ、感染性胃腸炎の可能性を考えます。必要に応じて血液検査や便検査、内視鏡検査が行われ、炎症や器質的な異常がないかを調べます。これらの検査で明確な原因がみつからず、症状と生活背景の関連が強い場合には、ストレスが関係した胃腸の機能障害の可能性を検討します。検査は病気を否定するための意味合いも持ち、治療方針を決めるうえで欠かせません。

ストレスが原因で生じた胃腸炎の治療法を教えてください

治療は、症状を和らげる薬物療法と生活環境の調整を組み合わせて進めます。胃の不快感や胃もたれがある場合には、胃酸の分泌を抑える薬や、胃の動きを整える薬が用いられます。腹痛や下痢が目立つ場合には、腸の過剰な動きを抑えたり、便の状態を整えたりする薬が選ばれます。症状の背景に不安や緊張が強く関わっていると考えられる場合には、気持ちの緊張を和らげる薬を少量から使用することもあります。薬物療法と並行して、睡眠時間を確保し、食事の時間をできるだけ一定に保つといった生活環境の調整も治療の一環として行います。

ストレスがなくなれば胃腸炎は治りますか?

ストレスが軽減されることで症状が落ち着く方はいますが、それだけで完全に消えるとは限りません。胃腸が過敏な状態が続いていると、刺激に反応しやすい状況が残ることがあります。そのため、症状が和らいだ後も、生活リズムを整えながら様子をみていくことが大切です。

ストレスを解消する方法を教えてください

ストレスへの向き合い方としては、まず十分な睡眠をとり、食事の時間をできるだけ整えることが基本です。軽い運動や深呼吸、ゆっくり湯船につかることも、心身の緊張を和らげます。また、悩みを一人で抱え込まず、信頼できる方に気持ちを話すだけでも、負担が軽くなることがあります。状況が許す場合には、強いストレスを感じる環境や出来事から少し距離を取ることも考えられます。日常生活のなかで続けやすい方法を少しずつ取り入れていきましょう。

編集部まとめ

編集部まとめ
胃腸炎の症状は、ウイルスや細菌による感染だけでなく、ストレスが深く関わって現れる場合があります。検査で明確な異常がみつからないにも関わらず、腹痛や下痢、胃もたれなどが続くときには、胃腸の働きそのものが乱れている可能性があります。ストレスは自律神経を介して胃や腸の動きや感覚に影響を与え、日常の緊張や生活リズムの乱れが症状につながります。

ストレスと向き合う際には、薬による対処だけでなく、睡眠や食事、休息の取り方を整えることが重要です。症状が続く場合には、我慢せず病院を受診し、感染症やほかの病気がないかを確認したうえで、症状に合った対応を考えていくことが役立ちます。日々の生活のなかで負担になっている点を一つずつ見直し、胃腸の調子が落ち着いた状態を保てるように過ごしていくことにつながります。

参考文献

『機能性消化管疾患診療ガイドライン 2021―機能性ディスペプシア(FD)(改訂第 2 版)』(日本消化器病学会)

『機能性消化管疾患診療ガイドライン 2020―過敏性腸症候群(IBS)(改訂第 2 版)』(日本消化器病学会)

『過敏性腸症候群(IBS)』(慶應義塾大学病院)

『機能性ディスペプシア(FD)』(慶應義塾大学病院)

配信元: Medical DOC

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