ミラノ・コルティナ冬季五輪は19日(日本時間20日)、フィギュアスケート女子シングルのフリーが行われ、日本の坂本花織はショートプログラム(SP)との合計224.90点で、日本女子初の2大会連続メダルとなる銀メダルを獲得。五輪初出場でSP首位の17歳、中井亜美が合計219.16点で銅メダルを獲得し、フィギュア日本勢で最年少のメダリストとなった。また、SP4位の千葉百音は合計217.88点で4位に食い込んだ。この日、フリーの中継を担当したのはNHKだったが、その番組編成にフィギュアファンから不満の声が噴出している。
この日の日本選手3人はすべて最終グループでの滑走となり、日本時間20日午前6時から最終グループの6分間練習が予定されていた。最終グループ6人の滑走順は次の通り。
午前6時8分:19番滑走 アナスタシア・グバノワ(ジョージア)
午前6時16分:20番滑走 アデリヤ・ペトロシャン(AIN)
午前6時24分:21番滑走 千葉百音
午前6時32分:22番滑走 アリサ・リュウ(アメリカ)
午前6時40分:23番滑走 坂本花織
午前6時48分:最終滑走 中井亜美
一方、NHKは午前2時24分から総合テレビでプロフィギュアスケーターの宮原知子をスタジオ解説に迎え、フリーの展望と中継を開始。第3グループの滑走と結果まで放送した。ここで午前6時から「NHKニュース おはよう日本」を放送するため、Eテレへ中継を引き継いだ。千葉の演技が始まる直前の午前6時20分まで放送し、再び総合で残る4人の演技を中継する編成となっていた。
今大会唯一の4回転ジャンプが武器
この切り替えの時間帯に演技を行っていたのが、ロシア出身で個人中立選手(AIN)として出場するペトロシャン。今大会唯一の4回転ジャンプを武器としており、表彰台独占も可能な日本勢の前に立ちはだかる強敵と目されていた。ペトロシャンは冒頭の4回転トーループこそ転倒したものの、3回転フリップ-3回転トーループなどをすべて着氷させたが、その演技の途中に中継が総合に戻ってしまったのだ。
不満の主な要因は、競技中継中に放送チャンネル(放送波)が複数回にわたって切り替わったことにある。五輪のような長時間のスポーツ中継では、定時ニュースの確保や他競技との兼ね合いで、総合テレビとEテレ、あるいはサブチャンネルをまたいだ「リレー放送」が行われることは珍しくない。
「アプリでも切り替えあるのやめて」
しかし、今回は日本選手3人が登場するメダル争いの佳境や、最終グループの演技時間帯に重なる形で放送枠の変更が発生した。これにより、視聴環境によっては中継が一時的に途切れる事態となった。
中継を楽しみにしていたファンからの怒りは大きく、Xには「演技の途中」というワードが一時トレンド入りし、
リアタイ出来ないから録画してるのに、これはひどい
キリが良いところで変えなさい
お前は今回絶対許さんぞ 演技途中でぶったぎりやがって
NHKなのに調整出来なかったのか?選手に対するリスペクトが足りないし視聴者にも失礼
ほんまにさ Eテレと総合行ったりきたり
NHK ONEで観てるけどアプリでも切り替えあるのやめてくれないか
NHKらしさが消えた
と憤懣やるかたない反応が相次いだ。
NHKのスポーツ中継用Xアカウントでは、「チャンネル変更などなくお楽しみいただくなら特設ページでのライブ配信へ!」と「NHK ONE」のブラウザ向け五輪特設ページを案内していたが、その周知は十分ではなかったようだ。

