ミラノ・コルティナ冬季五輪は19日(日本時間20日)、フィギュアスケートの女子シングルフリーが行われた。ショートプログラム(SP)で首位に立った17歳の中井亜美が、五輪初出場ながら銅メダルを獲得。またSP2位で、今季限りで競技からの引退を明言している坂本花織は銀メダルとなった。
大健闘を見せた日本勢。だが一方で、その採点を巡りSNSでは「採点が低すぎる」と不満の声が噴出している。
坂本から中井へ涙の「エース継承」
最終滑走で登場した中井は、冒頭でトリプルアクセル(3A=3回転半ジャンプ)を完璧に着氷。しかしその後のコンビネーションジャンプでミスが出た。演技後には人差し指を頬に添えて首をかしげ、悔しそうな表情を浮かべた。キス・アンド・クライで採点を待つ間も、持ち前のスマイルが影を潜めたが、「3位」と表示されると指を3本立てて驚いた表情に。金メダルが決まったアリサ・リュウ(米国)から祝福されると、抱き合って大粒の涙があふれ出した。
「本当にびっくりしている。SPが終わった時点で、最終滑走で緊張していたけど、演技前は落ち着いてできた」と平常心で演技に挑めた中井。あこがれの浅田真央さんを目指し、習得した3Aを大舞台で成功させたことに「いつも通りの自分を出せたので、結果銅メダルで終えられてすごくうれしい」と屈託のない笑みを浮かべた。
表彰式では表彰台の上で何度もジャンプして喜びを爆発。長年日本女子を牽引してきた坂本と固くハグを交わし、共に表彰台へと上がった姿は、まさに次世代へバトンが繋がれた瞬間だった。
物議を醸す「フリー9位」の採点
絶対的なエースの坂本に次ぐ3位に入った中井。17歳のシンデレラガールの誕生にSNSには
「最年少で銅メダル、本当にすごい快挙。堂々とした演技に胸を打たれた」
「3位だって気づいた瞬間、驚きと喜びが溢れててかわいかった」
「努力が報われたね」
「バトンがちゃんと繋がってる」
「亜美ちゃんも百音ちゃんも次世代すばらしい…!」
と祝福する声がズラリ。また演技後の中井の姿に
「素直な反応が最高にかわいい!」
「演技後の首かしげポーズは萌え」
「17歳高校生が素敵な姿を見せてくれて感動させてくれた」
と人柄に魅了される人も多くいた。
一方で、フリーの得点が伸び悩み、9位と厳しい評価には
「アクセル決めても、9位」
「モヤモヤする」
「この点数は低すぎる!」
「フリー9位って妥当なの?」
とブーイング。ただ「140点出してもフリー9位ってとんでもなく高いレベル」と周囲のレベルの高さに驚く声もあった。

