NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合など)の第7回が22日、放送され、俳優の高橋努演じる蜂須賀正勝が初登場した。この日の放送で、尾張統一を果たした織田信長(小栗旬)は、隣国の美濃攻略を目指し、木下藤吉郎秀吉(池松壮亮)と小一郎長秀(仲野太賀)の兄弟に、美濃の要地、墨俣で砦を築くよう命じた。ごく短期間での築城作戦を考案した兄弟は、木曽川での運送に携わる川並衆の協力が欠かせないと考え、棟梁の正勝と対面して説得を試みるも、間を取り持った前野長康(渋谷謙人)と正勝に確執があり、交渉は難航した。
高橋は、やがて秀吉の腹心となる正勝の魅力について「川並衆を引っ張る統率力や勢いのよさ」とコメント。そのうえで、第8回(3月1日放送)から登場する「天才軍師」竹中半兵衛(菅田将暉)と比較し「ボケとツッコミみたいに対になっている真逆のタイプ」と分析している。こだわりを持って役づくりに励み、「何事も一生懸命だけれど少し間違ってしまうような、かわいげのある部分も出していけたら」と語る。
「豊臣兄弟!」とは?
天下人となる秀吉を補佐役として支えた弟、秀長の目線で戦国時代をダイナミックに描く大河。連続テレビ小説「おちょやん」や、「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」(以上、TBS)などのヒット作で知られる八津弘幸さんが脚本を担当する。
高橋努 コメント
【蜂須賀正勝について】
「蜂須賀正勝を演じることになり、どこか自分に通じる“泥臭さ”を持った人物だなと思いました。川並衆を引っ張る統率力や勢いのよさもあって、魅力的ですよね。実は、祖父に言われて『男の中の男』を目指しているんですけど(笑)、蜂須賀はまさにそんな武将だと思います。ただ、その中に少しおちゃめな面も入れたいと思っています。何事も一生懸命だけれど少し間違ってしまうような、かわいげのある部分も出していけたらなと。これから登場する竹中半兵衛とは、真逆のタイプなんです。ボケとツッコミみたいに、対になっている感覚があります」
【豊臣兄弟について】
「僕は『人との出会いも才能のひとつ』だと思っているので、小一郎、藤吉郎に誘われたのも、蜂須賀の才能だと思います。演じる太賀さんと池松さんは、おふたりとも本当に笑顔がすてきなのですが、第7回で、蜂須賀が豊臣兄弟に力を貸す決断をしたとき、あのにこやかな笑顔に、いつのまにか口説かれていた感覚がありました。彼らの人の良さや周囲を引き込む力が丁寧に描かれた回だったと思います。太賀さんと池松さんは優しくて、仕事熱心で、努力家でもあって。すべてを兼ね備えた、とてもすばらしい俳優です」
【今後の見どころについて】
「ワクワクしながら脚本を読み進めていたのですが、そのワクワクをさらに超えてくる展開で、すごく刺激的です。これまで出演した時代劇とは、まったく違う脚本でもあります。脚本家の八津(弘幸)さんのセンスで、少し砕けたセリフが随所に散りばめられていて、それがとても言いやすく、演じやすいんですよね。“時代劇あるある”なのですが、言葉づかいや所作を大切にしている分、アドリブを入れるのがなかなか難しいことがあります。でも今作はアドリブが自然と出てくるシーンも多いですね。特に豊臣兄弟や竹中半兵衛との場面では、カットがかかるまでずっとしゃべっていられるほどです(笑)。
視聴者の皆さんには、蜂須賀については『野蛮な人がいるな』くらいの印象でもいいので、まずは覚えていただけたら光栄です。僕は、豊臣兄弟の2人を全面的に信頼しているので、彼らをしっかり支えつつ、ときにはスパイス的な役割も果たせたらうれしいなと。そして今後、蜂須賀も立場が上がっていくので、衣装の変化などもぜひ楽しんでいただけたらと思います」

