22日に放送された連続ドラマ「日曜劇場『リブート』」(TBS系、毎週日曜午後9時)の第5話で、子供を支援するNPO法人の職員と、闇組織の実行役という「2つの顔」を持つ冬橋航(King & Prince・永瀬廉)の過去が明かされた。子供たちを救いたいという純粋な動機と、冷酷な実行役としてのギャップに注目が集まるなか、その秘められた真意を巡り、視聴者の間で「冬橋黒幕説」がささやかれ始めている。
「リブート」とは?
「グランメゾン東京」(19年)、「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(21年)、「ラストマン―全盲の捜査官―」(23年)などの話題作を手がけた黒岩勉氏が、構想に3年を費やした完全オリジナルのサスペンス。妻殺しの罪を着せられた平凡なパティシエの早瀬陸(松山ケンイチ)が、潔白を証明するため、闇組織の資金管理を担当する謎多き公認会計士、幸後一香(戸田恵梨香)の手引きで、家族も過去も捨てて警視庁捜査一課の刑事、儀堂歩(鈴木亮平)の顔に成り代わり、真犯人捜しに奔走している。
早瀬(鈴木亮平)が目にした冬橋(キンプリ永瀬廉)の「意外な姿」
冬橋は、子供を支援するNPO法人「しぇるたー」の職員として働きつつ、裏では闇組織のトップ、合六亘(北村有起哉)の直属の部下として闇仕事の実行役を担っている。第5話では、闇組織が資金洗浄のために使う100億円相当の商品が殺されたはずの儀堂によって奪われ、合六に疑われた早瀬が自身の正体を明かして、一香とともに本物の儀堂の行方を追いながら、闇組織を壊滅させようと動き出した。組織も儀堂を追っており、陣頭指揮をとる冬橋が何か情報を持っている可能性があると睨んだ一香の案内で、早瀬は、しぇるたーで子供たちの世話をする冬橋のもとを訪ねた。
そこで早瀬が目にしたのは、行き場を失った子供たちに炊き出しを振る舞い、屈託なく笑う冬橋の姿。組織の裏切者や邪魔者にためらうことなく制裁を加える冷酷無比ないつもの冬橋とはまるで別人のようで、早瀬は驚きを隠せなかった。一香によると、冬橋はもともと「トー横」でボランティアをしていたが、子供たちを利用する裏社会の連中に捕まって殺されそうになったところを合六に救われ、汚れ仕事に手を染めるようになった。そこで知り合った一香の前任者で、早瀬の妻の夏海(山口紗弥加)から跡取りのいない農家を紹介してもらい、家屋を引き取って仲間とともにしぇるたーを設立。子供たちを保護・支援する活動を始めた。その運営費用を汚れた仕事で稼いでいた。
早瀬と一香は冬橋に情報共有を求めるが、冬橋のネットワークにも儀堂の情報はひっかかっておらず、「とっとと帰ってくれ」と2人をあしらった。子供たちを助けたい冬橋の気持ちには偽りがないと感じた早瀬は、「あなたは、何のためにこんなことしてるんですか?」と合六の下で汚れ仕事を続ける理由について問いかけた。冬橋は早瀬の目を見据え、「金のためですよ」と素っ気なく答えた。
この言葉を受け、SNSには、
「『金のためですよ』。なんか違う気がする」
「吐き捨てるようなぶっきらぼうな言い方」
「乾いた声で言うけど、それだけじゃないよね」
といったコメントがズラリと並び、多くの視聴者が、冬橋が言葉の奥に真意を隠していると受け止めている。
また、冬橋が本気で子供たちの支援に向き合ってきた経緯を踏まえ、
「黒幕ちゃう? 子供たちに、農家さんに手を出させず満腹にさせ続けるために横領している」
「幸後一香に早瀬夏海がリブートして、冬橋航と組んでいるのかな、と勝手に想像。恵まれない若者たちのために」
などと想像をめぐらす人もいた。

