胼胝腫の治療
胼胝腫の治療では、原因となる圧迫や摩擦を取り除きます。根本的な原因が解決されない限り、胼胝腫は治りにくく、治ったとしても再発しやすいです。
足にできている場合は、合った靴を選ぶことや、圧力がかかる部分にクッションやパッドを使うことが大切になります。足の形に問題がある場合は、整形外科医に相談し、必要に応じてインソールや矯正器具の使用も検討します。
胼胝腫自体の治療としては、特殊な器具を使って硬くなった皮膚を削り取ります。即効性があり、多くの場合、処置後すぐに不快感が和らぎます。
また、場合によっては自身で市販の角質を柔らかくする薬を使用したり、足をお湯に浸した後に軽くこすり取ったりする方法も効果が期待できます。毎日の保湿ケアも重要で、皮膚の柔軟性を保ち、胼胝腫の悪化を防ぐことができます。
市販の治療薬も有効ですが、効果が現れるまでに時間がかかり、効果も医療機関での治療に比べると限定的なことが多いです。
胼胝腫になりやすい人・予防の方法
胼胝腫になりやすい人は、合わない靴を履き続けている人、スポーツ選手、長時間立ち仕事をする人などです。また、足の形に問題がある人や高齢者、糖尿病・神経障害のある人も足に胼胝腫ができやすくなります。糖尿病や神経障害のある人は、足の感覚が鈍っているために圧力や摩擦に気づきにくく、知らないうちに胼胝腫が悪化することがあるため注意しましょう。
また、指吸いを続けている子どもや、ペンや鉛筆を使用する時間が長い人も、指に胼胝腫が発症しやすいです。
胼胝腫の出現や悪化を予防するには、症状が発生する原因を生活から取り除くことが第一です。
足にできやすい場合は、足に合った靴に変更しましょう。靴はつま先に余裕があり、かかとが安定するものを選びます。長時間歩いたり立ったりする場合は、クッション性の良いインソールを使うと良いです。日常的な足のケアとして、保湿剤を使って足の皮膚を柔らかく保つことも大切です。
指を吸っている子どもには、できるだけ早くやめさせるようにしてください。勉強や仕事でペンを持つ時間が長い方は、予防グッズを取り入れるのも手段の一つです。
胼胝腫は正しく対処すれば改善できますが、原因が取り除かれないと症状を繰り返すため、根本的な原因への対策が重要になります。不安な場合は自己判断せず、医師に相談することをおすすめします。
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参考文献
Science Direct「Corns and calluses in athletes’ feet: a cause for concern」
National Library of Medicine「The evaluation of three treatments for plantar callus: a three-armed randomised, comparative trial using biophysical outcome measures」
日本皮膚科学会「Q12ウオノメとタコはどう違うのですか?」

