プロ野球・阪神の2026年シーズン公式戦のチケット一般販売が25日正午、公式販売サイト「甲チケ」などで始まった。11日に行われたファンクラブ(FC)先行販売と同様、開始直後からアクセスが集中し、サイトへのアクセスが困難に。虎党にとっては、今年もまた「サーバーとの戦い」という過酷な幕開けとなった。
強化された「購入条件」と転売対策
今年の一般販売では、不正転売防止とアクセス負荷軽減を目的とした複数のルールが適用された。クレジットカード決済では、従来のカード情報に加え、カード会社に登録されている「電話番号」の入力が必須化。プリペイドカードやデビットカードの使用に制限がかかる場合があるなど、厳格な本人確認の手続きが打ち出された。
また、予約有効期限も「予約日当日と翌日の2日間」に短縮され、未決済分を早期に次回の販売へ回す仕組みとなった。座席選択購入についても、残席がある場合に限り26日正午から解禁されるという段階的な措置が取られている。
SNSに溢れる悲喜こもごも「FCよりマシ」「いや、ダメそう」
万全を期したはずのシステムだが、虎党の圧倒的な熱量には抗いきれなかった。販売開始と同時にサイトへの接続が困難な人が続出。Xには
「阪神チケット、またダメそう」
「いつになったらアクセスできるねん」
「購入画面まで行ったら弾かれた」
といった“白旗宣言”が続出。また、
「昼休憩半分以上使って何とか取れた」
「必死過ぎて仕事に遅刻しそう」
と、日常生活を犠牲にして端末にかじりつくファンの姿が浮き彫りとなった。
一方で、戦略的に動いて勝利を収めたファンも少なくない。
「通路側で取れて完全勝利」
「9月に甲子園で胴上げあったら現地確定です」
「巨人戦、アツすぎる」
と歓喜の声が上がる中、一部では「FC先行よりは取りやすい」「内野は競争率高そうなので、妥協してライト外野にしたが全然問題なし」といった、先行販売の反省を活かして確実にチケットを確保する動きも見られた。
繰り返される「販売方法」への疑問
2025年の一般販売では開始4時間でほぼ完売し、その後、転売サイトへ大量出品され、ファンが問題視した。今年も「ほんまチケットの販売方法どうにかしろよ」「サーバーパンクしすぎ」といった不満の声は根強く、先着順というシステムに異論を唱える声が消えなかった。
11日のFC先行販売では「仮想待合室」を試験的に導入。アクセス集中時にユーザーを順番待ちさせることで混乱を防ぐ措置を実施した。また、転売対策や公平性確保のため、1試合あたりの購入上限枚数を従来の10枚から6枚へ引き下げるなど、大幅なルール変更に打って出た。しかし開始直後からサイトに接続できない事例が続出。ローソンチケットでは「しばらくこのままでお待ちください。アクセスが集中しているため、順番にお繋ぎしております。自動でページが切り替わるまでお待ち下さい」とのアナウンスが表示された。

