マグネシウムを摂りすぎると現れる症状

腎機能が正常であれば、余分なマグネシウムは尿中に排出されるため、通常の食事では過剰摂取の心配はありません。ただし、腎臓に疾患がある場合や通常の食事以外にサプリメントや薬でマグネシウムを摂り過ぎた場合には、以下の症状があらわれることがあります。
下痢
通常の食事以外にサプリメントや薬でマグネシウムを摂り過ぎると、軟便や下痢を起こすことがあります。そのため、サプリメントや薬など通常の食事以外からの摂取による耐容上限量が設定されており、成人の場合は350mg/日となっています。なお、軟便や下痢の症状のほとんどは一過性に治まりますが、長引いたり心配な場合は主治医へご相談ください。
筋肉麻痺
腎機能の障害と重なった場合などにマグネシウムを過剰に摂取すると、体に力が入らないなど筋肉麻痺を起こす可能性があります。サプリメントや薬の服用を中止し、ただちに主治医や薬剤師へ相談しましょう。
低血圧
腎機能の障害と重なった場合などにマグネシウムを過剰に摂取すると、立ちくらみがするなど低血圧を起こす可能性があります。サプリメントや薬の服用を中止し、ただちに主治医や薬剤師へ相談しましょう。
マグネシウムが不足するとどうなる?

健康な人でマグネシウムの摂取量が少ない場合、腎臓が尿中へのマグネシウムの排出量を制限することで血液中のマグネシウムを保持しているため、短期間のマグネシウム摂取量不足では明らかな症状はあらわれません。しかし、長期間マグネシウムの摂取量不足が続くと、低マグネシウム血症につながる可能性があります。その場合に以下の症状があらわることがあります。
吐き気、嘔吐、眠気、脱力感
マグネシウムの欠乏が進むと、エネルギーをうまく作ることができず、元気がなくなってしまい、その徴候として、食欲不振、吐き気、嘔吐、眠気、脱力感などがみられます。
筋肉の痙攣、ふるえ、こむら返り
マグネシウムの欠乏が進むと、筋肉の痙攣、ふるえなどの症状があらわれることがあります。マグネシウムが不足することにより、筋肉の収縮・弛緩の調整がうまくいかなくなることが原因で、「こむら返り」としてあらわれることもあります。
神経過敏、抑うつ感
マグネシウムの欠乏が進むと、神経情報の伝達がスムーズにいかず、イライラするなど神経過敏になったり抑うつ感があらわれる場合があります。

