新婦友人の一言にハッとして…
式と披露宴の約4時間、息子はほぼ眠り続け、起床後も私の友人たちに遊んでもらって終始ご機嫌でした。しかし会場を出たとき、初対面の新婦友人が、別室で待機していた母親らしき女性と赤ちゃんに合流する姿が目に留まりました。
その新婦友人は、赤ちゃん連れのママだったようですが、私のように式場へ連れて行くのではなく、お母さんに預けて待機室で待ってもらっていたのです。私はこのとき初めて、会場に待機室があることを知りました。
すると、待機室から出てきた新婦友人に「よく赤ちゃんを連れて参列したね! しかも全然泣かないなんて。うちの子なら絶対無理! 絶対泣いちゃうよ。すごいね〜」と声をかけられ、私はハッとしたのです。「もし式の間、息子が大泣きしてしまったら……?」。そのような事態を、当時の私はまったく想定できていなかったのだと気づかされました。
新婦である親友には同伴の了承を得ていたため、彼女もあえて待機室の案内はしなかったようです。それでも、もし息子が泣き出したり、不慣れな環境で騒ぎ出したりして、大切な式を台無しにしていたら……。誰かに非難されたわけではありませんが、自分の選択が浅はかだったのではないかと反省しました。
この経験を経て、私がいなくても夫と息子が長時間過ごせるよう、まずは二人きりでの散歩や留守番から始め、意識的に父子の時間を作るようにしました。また、外出の際も万が一の事態を想定して、無理のないスケジュールを組んだり、家族でフォローし合える体制を整えたりとより慎重に気を配るようになりました。
著者:富伊 凛/30代女性。2016年、2020年生まれの兄妹の母。仕事と育児の両立に苦戦し、離職を決意。都会暮らしに疲れ果て、地方移住をもくろむ。趣味はベランダ園芸。嫌いなものは、花につく悪い虫と、雨の日の電動チャリ走行。
作画:おはな
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)

