血液検査のCRPとは?メディカルドック監修医が血液検査CRPの基準値などを解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「血液検査のCRP」が高いとどうなる?原因や発見できる病気などを医師が徹底解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
木村 香菜(医師)
名古屋大学医学部卒業。初期臨床研修修了後、大学病院や、がんセンターなどで放射線科一般・治療分野で勤務。その後、行政機関で、感染症対策等主査としても勤務。その際には、新型コロナウイルス感染症にも対応。現在は、主に健診クリニックで、人間ドックや健康診断の診察や説明、生活習慣指導を担当している。また放射線治療医として、がん治療にも携わっている。放射線治療専門医、日本医師会認定産業医。
血液検査のCRPとは?
CRPとは、C反応性蛋白のことを指します。肺炎球菌という細菌の細胞壁のC多糖体と反応するタンパク質であることから、こうした名前がつけられました。
血液中のCRPの濃度は、細菌やウイルスの感染や、肥満や生活習慣などの影響による慢性炎症によって高い値を示します。そのため、こうした病気を捉えるマーカーとして、血液検査で調べられることがあります。
今回の記事では、CRPの正常値や、そしてどのような場合に高い値などの異常値を示すのかについて解説します。
血液検査CRPの基準値
CRP定量とは、血液中のCRPの量を測定する検査です。採血し、その血液を調べるものになります。
以下に、血液検査でのCRPの基準値について解説します。
CRPの正常値
通常の健康な状態では、CRPは低い状態です。しかし、感染や炎症が起こると、急激に上昇します。
以下に、日本人間ドック・予防医療学会で示されている判定区分をご紹介します。
A判定(異常なし) B判定(軽度異常) D判定(要精密検査)
0.30mg/dL以下 0.31-0.99mg/dL 1.00 mg/dL以上
CRPの危険な値
検査基準においては、CRP30mg/dL以上の場合には極端値とされています。
CRPが異常に高い場合、重篤な感染症が起こっていることが疑われます。実際にはこれほどにCRPが高い時には、発熱などの症状があり、医療機関をすでに受診していることが多いと考えられます。しかし、万が一健康診断などでCRPの危険な値が出た際には、すぐに医療機関を受診しましょう。

