夫の願いどおり専業主婦を続けていた知人。ある日家計の相談をした知人に夫がありえない一言を言い放ち──
知人から聞いたお話を紹介します。
「専業主婦になってくれ」
私は3人の子どもがいる主婦です。
結婚するとき、夫は私に「専業主婦でいてほしい」と言いました。
「お金の心配はさせない。だから家庭に専念してくれ」
そう頼んできた夫。
ですが私は、いつかまた働きたいと考えていました。
「子育てが落ち着いたら働きたいな」
夫にそう伝えましたが、彼は「どうしても専業主婦でいてほしい」と譲らず。
なんでそこまでこだわるのか不思議だったものの、私はとりあえずうなずいたのです。
家計が厳しくなる
結婚して数年は、お金の苦労はありませんでした。
ですが子どもたちがすくすくと育ち、幼稚園に通い始めると金銭的に余裕がなくなっていったのです。
月謝はもちろん、被服費や食費も跳ね上がっていきました。
どこか削らなければいけなくなった家計。私は真っ先に夫に相談しました。
「こういうわけで、もう削れるところは削ったの。できればあなたのお小遣いも減らして、協力してくれると助かる」
そう私が言うと、夫は明らかに不満そうな顔をしました。
「僕のお小遣いを減らせだって? 偉そうだな! 家計のやりくりをするのが君の役目だろう」
夫は、鼻息も荒くそう言い放ちました。
怒りが湧いてきたのか、口調もだんだんと強くなっていきます。
「外で働いていない君には分からないだろうけど、1円だって稼ぐのは大変なんだぞ! 1円も稼げない君が偉そうに僕に指図するな!!」
そんな夫の言葉に私はとてもショックを受けました。
私が毎日、無報酬で行っている家事や育児の価値が、夫の中では「0円」だと言われたように感じたからです。
でも、今の論点は余裕のない家計をどうするか、ということ。
悔しい気持ちを押し殺して、私はこう尋ねました。
「じゃあ、パートに出てもいい?」
すると夫はすぐさま「それはだめだ」と否定。
「僕の給料でやりくりするのが君の仕事だ」
そう言って夫は、自分のお小遣いを下げることも、私がパートで働くことも認めませんでした。

