女優の髙石あかりがヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(総合ほか)。3月2日から始まる第22週「アタラシ、ノ、ジンセイ。」(第105〜110回、演出:小林直毅氏)の見どころを解説する。
朝ドラ「ばけばけ」第22週「アタラシ、ノ、ジンセイ。」ポイント
・トキ、ロバート・ミラー(ジョー・トレメイン)の妻ラン(蓮佛美沙子)を慕う
・レフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)に米国から手紙届く
・ヘブン、世界の各地で滞在記を書く生活に魅力を感じる
朝ドラ「ばけばけ」第21週「カク、ノ、ヒト。」(第101〜105回)これまでのストーリー展開(ネタバレあり)
ヘブンが働く熊本第五高の閉校が帝国議会で審議され、松野家に不安が広がる。そんななか、米国から80円という高額な原稿料が届き、ヘブンは「書き手」として家族を支える意欲を見せる。しかし学校での仕事の忙しさに執筆時間が取れず、苛立ちを募らせた。夫を支えたいトキは題材探しに奔走。ある日、「呪われた女」と呼ばれる吉野イセ(芋生悠)と出会う。彼女が知る伝承に興味を持ち、自宅へ招くと、イセはヘブンたちの前で、自身が「呪われている」と言われる理由を語り始めた。
10歳の頃、父母を亡くしたイセの村には、1年に2人死ぬと3人目も続き、それ以降は呪われた一生を送るという俗信があった。わら人形を入れた「人形の墓」を作れば回避できるとされていたが、迷信だと信じなかったイセは兄も失い、以来、病気や借金苦など呪われたような日々を送り続けてきたという。重い沈黙のなか、トキは立ち去ろうとしたイセの座布団に素早く座った。不幸な人が座った場所にすぐ座ると不幸が移るという言い伝えを逆手に取り、呪いを受け継ごうとした。不幸せは自分に乗り移ったからこれからは良いことがあると微笑んだトキは、そのまま倒れ込んだ。その晩、ヘブンはトキの優しさをたたえ、彼女のいた場所にブードゥー人形を置いて不幸は人形に移ったと告げる。ヘブンはトキの言葉と思考が自分には必要だと切実に訴えた。
その後、トキは「リテラリー・アシスタント」として新聞から話題を探し、取材に出かけるようになる。一方、ヘブンは同僚のロバートから妻のランを紹介される。また米国にいる元恋人にイライザ・ベルズランド(シャーロット・ケイト・フォックス)から、売れっ子作家になれるから帰国しないかという誘いが届き心が揺れる。ヘブンはトキに再び英語を学ばないかと提案した。トキも仕事に役立つと考え、快諾した。
やがて五高の存続が決まり、トキとヘブンはロバート夫妻と祝杯をあげた。英語で談笑する夫婦に憧れたトキは帰宅してすぐに英語を学ぶが、急な眠気に襲われ横になる。慣れない洋館での疲れだと気遣うヘブンに、トキはイセの呪いが今頃来たのかもしれないとつぶやき、そのまま眠りに落ちた。
朝ドラ「ばけばけ」第22週「アタラシ、ノ、ジンセイ。」(第105~110回)見どころ
トキは熊本でランと出会い、交流を深める。ヘブンと同じく、西洋人の夫を持つラン。英語もできるランをトキは慕っていく。
ある日、ヘブンの元に一通の手紙がアメリカから届く。差出人は、イライザ。日本を離れ、世界を巡って各地の滞在記を書いてほしいという依頼に、ヘブンは魅力を感じる。
朝ドラ「ばけばけ」とは?
松江の没落士族の娘、小泉セツと、その夫で作家のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルとした物語。島根や熊本などを舞台に、怪談を愛し、何気ない日常を歩んでいく夫婦の姿をフィクションとして描く。脚本は「バイプレイヤーズ」(テレビ東京)や「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(総合)などで知られるふじきみつ彦氏。主題歌「笑ったり転んだり」をハンバート ハンバートが歌う。

