女優の髙石あかりがヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(総合ほか)。2日に放送される第106回の見どころを解説する。
朝ドラ「ばけばけ」第106回(3月2放送予定)ポイント
・トキ、夫のレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)支えるため英語の勉強継続
・トキ、英語が上手なラン(蓮佛美沙子)に勉強のコツ教わる
・ヘブンに“元カノ”イライザ・ベルズランド(シャーロット・ケイト・フォックス)から手紙紙届く
朝ドラ「ばけばけ」第21週「カク、ノ、ヒト。」(第101〜105回)ストーリー展開(ネタバレあり)
ヘブンが原稿を書き上げ安堵したのも束の間、勤務先の熊本第五高に閉校の危機が浮上する。大黒柱の失職は松野家の家計を直撃。家族に不安が広がった。そんななか、米国から80円という高額な原稿料が届く。ヘブンは「書き手」として家族を支える決意を固めるが、倒れた同僚の代行業務に追われてしまう。書く時間が取れないヘブンは苛立ちを募らせた。
夫を支えたいトキはネタ探しに奔走するなか、ミステリアスな吉野イセ(芋生悠)と出会う。同じ村の村上茂吉(緒方晋)から「呪われた女」と呼ばれる彼女の伝承に興味を持ったトキは、執筆の参考にとイセを自宅へ招いた。その場には茂吉も加わり、さまざまな言い伝えが披露されるが、既知の話や根拠のない内容ばかりでヘブンは不機嫌になる。トキは空気を変えるべく、イセが呪われていると言われる理由を尋ねた。イセは覚悟を決めたかのように「人形の墓」という言い伝えを語り始めた。
身寄りがないイセは10歳のときに父母を相次いで亡くした。村には、一軒の家で1年間に2人が亡くなると、すぐに3人目が死に、4人目以降は生き延びても呪われた一生を過ごすという言い伝えがあった。わら人形を入れた「人形の墓」を作れば回避できるということだったが、当時のイセは迷信だと信じず墓を作らなかった。結果、兄も死去し、慌てて墓を作るも時すでに遅く、以降は大病や借金苦に見舞われ、親戚からも疎まれて家を追い出されるなど呪われた日々を送ったという。
重い沈黙が流れるなか、立ち去ろうとするイセの座布団にトキが素早く座った。トキは、「不幸な人が座った場所にすぐ座ると不幸が移る」という言い伝えを逆手に取り、驚く周囲をよそに、「呪われるのは楽しみでゾクゾクする」と目を輝かせた。そして、イセの不幸せは自分に乗り移り、これからは良いことがあると言い残して倒れ込んだ。その晩、ヘブンはトキの献身を「スバラシ、ココロ」とたたえ、不幸をブードゥー人形に移したと告げる。「アナタノ、コトバ、ワタシ、ヒツヨウ」と訴えるヘブンに、トキは静かにうなずいた。
それからトキは、かつて錦織友一(吉沢亮)が担っていたリテラリー・アシスタントのような活動を始め、取材に出掛けるようになった。ある日、ヘブンは同僚のロバート・ミラー(ジョー・トレメイン)から、英語を話す妻のランを紹介される。一方、ヘブンには米国にいる元恋人のイライザから「今帰国すれば売れっ子作家になれる」という誘いが届き、心が揺れる。ヘブンは、英語を話すランやイライザの存在を意識し、トキに再び英語を学ばないかと持ちかける。トキも、英語を話せれば仕事に役立つと考え、快諾した。
やがて五高の存続が決定。ヘブンはロバートの家で祝杯をあげることになり、トキも招かれた。トキは立派な洋館や西洋人の主人に緊張しつつも、英語で談笑する夫婦の姿に憧れを抱く。その晩、早速英語を習い始めたトキは、ランのようになれるよう頑張ると意欲を見せたが、急激な眠気に襲われ横になる。慣れない洋館での疲れを心配するヘブンに対し、トキは「おイセさんの呪いが今頃きたのかな」とつぶやき、そのまま眠りに落ちた。
朝ドラ「ばけばけ」第106回 見どころ
トキはリテラシー・アシスタントとしてヘブンを支えるため、英語の勉強を続ける。ある日、ランからお茶会に招待されたトキは、外国人の妻であり英語も上手な彼女に、英語の勉強のコツを教えてもらう。家でも書生の錦織丈(杉田雷麟)や正木清一(日高由起刀)に英語の勉強に付き合ってもらう。
そんななか、ヘブンにイライザから手紙が届く。
朝ドラ「ばけばけ」とは?
松江の没落士族の娘、小泉セツと、その夫で作家のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルとした物語。島根や熊本などを舞台に、怪談を愛し、何気ない日常を歩んでいく夫婦の姿をフィクションとして描く。脚本は「バイプレイヤーズ」(テレビ東京)や「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(総合)などで知られるふじきみつ彦氏。主題歌「笑ったり転んだり」をハンバート ハンバートが歌う。

